決めてやる今夜（（Ｃ）沢田研二）

いや、７回ウラの６点にはシビれましたね。
直人、稀哲、賢介、稲葉、セギ様、工藤の（信二の死球を挟んでの）６連打。
１発こそなかったものの、シーズン中の悶々など「どこ吹く風」とばかりに、つながりのいい打線。
頑張っていたグリンを援護してくれたのは何よりでした。
選手たちも、言うまでもなく、この試合の持つ意味は十分に理解していたでしょうしね。

こういう短期決戦では、えてして「ラッキーボーイ」が登場したほうに女神が微笑んでくれるものです。
昨日の日本ハムの場合は、まさに直人がそれでした。
守備でもいいとこ見せてくれましたよね。「ボールというエサが見えたので、イノシシのように捕りにいきました」というコメントには笑いました。

そして。
シブく先制点を取ってくれた坪井の技も讃えなくてはなりません。
やっぱり期待に応えてくれますね彼は。今日のように「ＤＨで先発起用」を続けてもらえればなあ…と。

今日。
成瀬善久投手が先発ではないんですね。
バレンタイン監督も、思い切った賭けに出たものですね。もっとも、「今日成瀬で勝っても、明日ダルビッシュに負けたら何にもならない」と考えての采配なのでしょう。「明日負けるも、今日負けるも一緒」という。
万が一成瀬投手を出さないままシリーズ敗退が決まってしまったらどんな非難を浴びるか分からないのに…バレンタイン監督“策士”ですねえ。敵ながら天晴れです。

「成瀬投手を打って日本シリーズ進出を決定したい気持ち」もなきにしも…ですが。
ここは、何が何でも今日決めてやりましょうよ。
万が一、今日落としたら…明後日は「ダルvs成瀬」なのですから。

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