…信じられない

今朝。
通勤途上の東海道線の車中で日刊スポーツを広げると。
ショッキングな記事が掲載されていました。


「ナイト安楽死、最終追いで粉砕骨折」(http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080501-354514.html

関東期待のトウショウナイト(牡7、保田)に悲劇が襲った。ポリトラックでの天皇賞(春)最終追い切りで右第1指骨粉砕骨折を発症。回復の見込みがなく、安楽死処分となった。
直線の残り1ハロンを過ぎた辺り、手前を替えて追い出した瞬間に事故は起きた。ガクンとつんのめるようにバランスを崩す。痛がる右前脚を上げて、3本脚で走るナイトを、武士沢騎手はすぐさま止めにかかる。異常に気付いた保田師も、慌てて馬場に駆け寄った。
武士沢は放心状態。「しゃべることはない。つらいだけだよ。しかも、こんな時に…」と声を絞り出すのがやっと。新馬戦を含む34戦に騎乗し、06年にはアルゼンチン共和国杯で人馬とも初の重賞勝ちを飾った。苦楽をともにしてきた愛馬の死。そのショックは計り知れない。
今年はAJCC2着、日経賞でもマツリダゴッホの2着と好調で、天皇賞の有力候補の1頭に数えられていた。保田師は「調子はすごく良かった。こういうときほどアクシデントは起こるもの。気を付けていたんだが…。ここまで本当によく頑張ってくれた」と表情を曇らせた。
この日、ポリトラックでは3頭が故障を発症。馬場状態は前日までと変わっていないが、偶然にも事故が重なった。重賞の常連として名を連ねたトウショウナイト。個性的な1頭が、不運な形で生涯を閉じた。
JRA通算38戦6勝、獲得賞金は3億5536万4000円だった。


(写真:追い切りの途中、右前脚の故障で失速し、バランスを崩すトウショウナイト

調子よさそうで。
天皇賞でも勝ち負けになりそうな気配だっただけに。
予想だにしなかったアクシデントにショックでした。
「好事魔多し」とは、まさにこのことです。


写真見ると。
確かに、トウショウナイトの右前脚に故障が発生しているのが見て取れます。
競走馬にケガはつきものですが、ここまで頑張ってきたトウショウナイトの旅路の終着駅がこれなのか…と思うと、自分も無念です。
ましてや、関係者の皆さんの悲しみいかばかりかと拝察します。


今はただ。
トウショウナイトの魂が安らかであることを祈らずにはいられません。
そして、週末の天皇賞が、天のトウショウナイトにも納得してもらえるようないいレースになってくれますように。


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