INTO THE LEGEND

…なんとか職場復帰できました。

ところで。
昨日静養していたとき。
例によって、大昔録音していた「デーモン小暮オールナイトニッポン」を聴いていたのですが。
そこで話題になっていたネタを1つ。


かつて。
鴻上尚史が「ドラゴンクエストIII」のエンディングテーマに歌詞をつけてアレンジした『そして伝説へ…』という曲を歌っていたことをご記憶でしょうか?

唇を 噛み締めたとき 懐かしい 歌が聞こえる
魂燃やして もう一度闘うと誓う
どこかできっと誰かが 愛の言葉を待ってる
何も要らない 強くなりたい 光り輝く大地を目指して
唇を 噛み締めたとき

すぎやまこういち作曲による件のエンディングテーマは、ドラクエ史上でも屈指の名曲として支持する声もかなり高いのですが。
鴻上尚史が歌っていたこの曲については…同じオールナイトニッポンのパーソナリティーであるとんねるずには「やめてくれぇー!」とコケにされ、片桐麻美(←懐かしい…)には「私、鴻上さんのこと尊敬していて、舞台もよく見に行かせていただいているのですが」と前置きしたうえで「…出せばいいってもんじゃないんじゃないでしょうか」とバッサリ斬られ、酷評されることしきりでした。
アレンジはカッコよかったのに…鴻上尚史の歌声は、お世辞にも上手いとはいえない、どこか頼りなくすら感じさせるものでした。


さて、ここからは閣下との絡み。
『そして伝説へ…』は、オリコンで初登場29位にランクインしました。
同じ週、聖飢魔IIの『Stainless Night』が31位と下位だったことから、鴻上尚史は得意満面。
自身のオールナイトニッポンで「デーモン聴いてるか! 歌手でもないのに自分のほうがランクが上だぞ!」と気勢を上げていました*1


これにカチンと来たのが閣下。
鴻上氏の頼りない歌声をコキ下ろした挙句。
「吾輩が『そして伝説へ…』を歌う!」と宣言。
流れるカラオケをバックに、熱唱を見せました。


熱唱後。
閣下が「…どうかねルーク?」とルーク参謀に振ったところ。
「…なんか、(閣下も)ヘタだったぞ」と参謀。


結論として。
「『そして伝説へ…』は難しい曲でした」ということでケリがついたのでした。


ちなみに。
熱唱後、閣下が「どうだ鴻上! 吾輩は歌ったぞ! 悔しかったらおまえも『Stainless Night』歌ってみろ!」と挑発したのですが。
それを聴いた鴻上尚史、その週のオールナイトで「歌ってやろうじゃないか『Stainless Night』!」とこれまた熱唱。
キーこそC♯mからB♭mへと3度下げられていたものの、なかなかの歌声を披露していました。
すくなくとも、『そして伝説へ…』の「くーちーびーるーをー」よりは数段上手いと言っても差し支えのない歌声でした。


…久しぶりにこの2人のやり取りを聞いて。
とても懐かしい気持ちにさせられました。


なんか、このころの深夜放送って、ムチャクチャ楽しかったような気がするんですよね。
遥かに自由で、遥かに大らかだったような…。


★★「ドラクエIII」の「ぱふぱふ」が忘れられない…。人気blogランキング★★

*1:もっとも…『Stainless Night』はその何週も前に発売されていたので、ちょうどランクは緩やかに下降するところで、実際のところ最高位は『そして伝説へ…』よりは上だったんですけれどね。