いよいよです。

明けて9日。
ユキチャンが、初めてとなるGI(級)レースに挑みます。


日刊スポーツの記事もテンション上がってきました。


ユキチャン伝説は終わらない/JDD」(http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080708-381106.html

ジャパンダートダービー
美白のアイドルホース、ユキチャン(牝3、後藤)が9日に大井競馬場で行われるジャパンダートダービー(統一G1、ダート2000メートル)に挑む。中間は猛調教をこなしてパワーアップ。白毛馬による世界初のG1制覇は、決して夢ではない。
コースでビシビシ追われるユキチャンを見ていると、本当にG1を勝ってしまうのではないかと思えてくる。牡馬並みのハード調教に、後藤由之師の意気込みがはっきりと表れる。体質が弱かった母シラユキヒメや、のど鳴りに苦しんだ兄シロクンと違って、不安らしい不安はまったくない。おそらく最高の状態で大井競馬場パドックに出てくるだろう。
16日川崎のスパーキングレディーC(統一G3、ダート1600メートル)に出走する手もあった。多少距離不足かもしれないが、牝馬限定戦で相手はくみしやすい。しかし、陣営は強気に牡馬相手のG1にぶつけてきた。ダービーで3番人気にまでなったサクセスブロッケンが出てくることは承知の上。ダート無敗の怪物(2着につけた平均着差が8馬身)に真っ向勝負を挑むのは、勝算があるからにほかならない。トレーナーは、ユキチャンファンには頼もしい言葉を並べた。「1年後はとてもかなわない馬になっているかもしれない。勝てるとすれば今しかない。3歳の今時期は1戦ごとに状態も違うし、小回りやナイターといった不確定要素がたくさんある」。ディープインパクトだって負けるのだ。競馬は何が起こるか分からない。
白馬はロマンをかき立てる。79年に日本で初めて白毛馬が生まれた時は大々的に報じられ、一般の人も関心を寄せた。白馬は人の心を動かす何かを持っている。白い光を発する選ばれし馬は、他の馬から振り向かれる。馬の世界でも特別な存在。いかんせん、これまで競走馬として名を成した馬はいなかったが、シラユキヒメの一族はサンデーサイレンスの血を引くだけあって競走馬としての資質はたけている。
ホワイトベッセルが中央初勝利を挙げ、ユキチャン白毛として初となる記録を重ねてきた。ミモザ賞で特別初勝利、フローラSで重賞初挑戦、関東オークスで重賞初勝利。「かわいいだけじゃない」。武豊騎手のコメントに象徴されるように、本当に強くなった。ユキチャンが母親になって牡馬を産み、その馬がG1を勝って種牡馬になる。生まれる子は白毛ばかり。果ては白毛系という新しい主流血脈が席巻する。そんな空想を楽しませてくれる。
頑張れ、ユキチャン。9日の夜、アイドルから本格派に変身する。カクテル光線に輝く彼女を見に行こう。【岡山俊明】


(写真:6月18日関東オークスで1周目先頭に立ったユキチャン。あん上武豊騎手)

「美白のアイドルホース」って、その子かよというツッコミはさておき。
出来は生涯最高みたいですね。日本ダービーの捲土重来を期すサクセスブロッケンの壁は高そうですが、好勝負は期待できるのではないでしょうか。
まだまだ「人気先行」という感は正直否めませんが、ここでも好走するようなら完全にレッテルは返上できると思います。
ぜひ頑張ってほしいものです。
東京メトロポリタンTVで生中継やるようですので、しっかり録画したいと思います。


心配なのは。
ミーハーなファンに、パドックでバシャバシャフラッシュ焚いて写真撮られやしないか…という点(ナイター競馬だけに、です)。
1996年秋華賞で、フラッシュの放列に完全にイレ込んだ挙句に10着に敗れ、あまつさえ骨折さえしてしまったエアグルーヴの再現だけはカンベンです。
来場する皆さんの良識に期待します。


★★印を打つとすれば…▲ですかね。◎サクセスブロッケン、○ナンヨーリバー人気blogランキング★★