3年間のご無沙汰でした。

午後休暇をもらって、運転免許証更新の講習会に行ってきました。今回も遺憾ながら「違反者講習」。昨年3月、さる例会の帰路、見知らぬ街を走っていて、強い雨のため一方通行出口進入禁止の標識を見落としてしまい、引き返そうとしたところがまさに交番だった…というなんとも運の悪いことこのうえないものでした。さすがに警官も事情聞いたら同情的でしたけどね(でも、切るモンはしっかり切られた…)。


お約束の交通安全啓発ビデオでしたが。
全回見させられた(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20060120#p1)「主演:里見浩太朗共演:原田龍二」というドラマは、あっけなく姿消していました。さぞ製作費高かっただろうに…。
今回のビデオでは、実際に飲酒運転やひき逃げによって家族を奪われた遺族の皆さんのインタヴューが中心でした。
そりゃ神妙に拝見しましたよ。何の罪もない人間が、飲酒やひき逃げなどという愚かな行為によって命を絶たれるなんて、本人も、ご遺族もさぞ無念極まりないことだったでしょう。
思うのですが、普通の交通事故とは違って、飲酒運転による事故とひき逃げ事故については、「未必の故意」を適用することにより「殺人罪」や「殺人未遂罪」とすることできないんでしょうか? これだけ大々的にキャンペーンを打っているにもかかわらず、なお飲酒で捕まる人間いるのが全く理解できません。
厳罰化だけが抑止力にはならないんでしょうけど、遺族感情と現行法の最高刑は、あまりに乖離しているとしか思えないのですよ。


自分は。
たとえ1滴でも酒を舐めたら、その日は何があっても絶対にハンドルは握りません。
けっこういろいろなインシデントで交通違反取られている身ではありますが、これだけは矜持として持ち続けている姿勢です。
単に職を失うから…という理由だけでなく、「走る凶器が誰かの生を奪ってしまいかねない事実」に耐えきれないからです。
家人が病気なら救急車を呼べばいいし、実家で何かあったらタクシーを走らせればいい。
それだけの話なんですから。


数年前までは。
「酒の席に車で出掛けて、でも自分はウーロン茶とコーラのみで、アルコール1滴もやらずに帰宅」というのまではやっていました。
でも、今ではこれもやめています。
「本当に飲んでいない」という証を立て切れないですからね。
たとえ自分自身としては本当に飲んでいなくても、たとえば料理の奈良漬とかに反応してしまったとしたら、「アルコール類を口にしていない」なんて証拠を突き出すことは難しいはずです。
瓜田に靴を入れず、李下に冠を正さず、今では、飲みに行くと決まっているときには必ず電車で行くことにしています。


これだけ気をつけていても。
不幸にして事故に遭遇してしまう場面も出てくるかもしれません。
「車は、時として凶器に化けることもある」ということをよくよく理解して、次の3年間は無事故無違反で行こうと思います。


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