史上最低の中継

憤りが止まりません。
弊ブログでは誓ってタブーとさせていただいていた「怒りを綴る」という行為を、戒めを破ってさせていただきたく思います。


春GI戦線の中休み。
予想もせず、ちんたらとTVの中継を見ていました。


最近では。
コールサインCXの局の競馬中継の、あまりにミーハーで軽薄な内容にすっかり嫌気が差してしまったので。
もっぱらグリーンチャンネルを楽しんでいます。
(BSで関西テレビ制作の『ドリーム競馬』を放映する場合は、そちらは楽しく拝見しています)


今日のフローラステークス
CXの競馬中継番組でアシスタントを務めているセクシータレントが命名したウマが、オークス権利取りに出走することで話題になっていました。
CXの番組では、そりゃもう見るに堪えないバカ騒ぎが展開されること必至でしたので、午前中に引き続きずっとグリーンチャンネル見ていました。


レース自体は。
内田博幸騎手騎乗のディアジーナが完勝。
ケチのつけようのない内容でした。もはや、ブエナビスタを逆転する可能性を秘めているのは、未対決のこのウマだけなのかもしれません。


そして。
件のウマは。
松岡正海がトライアルらしい好騎乗を見せつけ。
3着で樫切符を手に入れました。


…ここで、魔が差してしまったのが最大の後悔、かつ自分自身の反省点です。
「CXのほう、どうなってるかな…」って。


…見苦しいことこのうえない内容でした。
番組の進行を放棄してレースを観戦していたとおぼしき件のアシスタントは、奇声を発してスタジオに入ってきて、大はしゃぎ。
誰も、勝ち馬のことには特にふれずに、話題になるのは3着馬のことばかり。


怒り心頭に達しました。


このような「公共電波の無駄遣い」と言える放送を垂れ流すことが許されるべきではないことぐらい、自明の理ではないのでしょうか?
(このCXという局は得意技ですけど)


なにより、自分が腹立たしかったのは。
勝ったディアジーナのオーナー、田村康仁調教師、内田博幸騎手、そして厩舎スタッフの皆さんに対して、あまりに礼を失した行動だと思ったからです。


なんであなたがそんなにはしゃぐことあるのですか?
あなたは、オーナーの好意で名前をつけさせてもらっただけで、関係者でもなんでもないはずです。
公私混同もいい加減にしてください。


このような偏向放送をするのでしたら。
3着馬が優先出走権を得て走るであろうオークスでは、このセクシータレントを放送から外すべきであると思います。
どう考えても、公平な放送になるはずないですし。


スーパー競馬』の頃は、好きだったんですよ。
CXの競馬中継。
大川慶次郎さんや吉田均さんの解説は勉強になりましたし。自分なんか、このご両人に競馬の見方を教えていただいたクチです。
福原直英アナウンサーは「ホントに競馬が好きで、よく勉強しているんだな…」ということが伝わってくる司会ぶりで好感度大でしたし、三宅正治アナウンサーをはじめとする実況陣の腕もピカイチでした。
「シロートばかり起用している」と批判されることもあったアシスタントですら、さとう珠緒若槻千夏も、もっともっと勉強していたと思います。少なくとも、本気で競馬を好きになろうとしていることだけは伝わってきました。
現アシスタントのように、予想コーナーで毎度毎度「○○スポーツの○○さんが本命にしていたから」なんてくだらない予想は垂れ流していなかったはずです。


今回の3着馬。
トライアルで権利を取れれば、あるいは本番で面白い存在になるかなあ…とは思っていました。
東京コースを経験したのも強みですし、距離が延びるのもプラスになりそうですし。


でも。
自分は、あえてオークスではこのウマを無印にしたいと思います。
予想に情を加えるのではありません。
このテの「バカ騒ぎの渦中にいるウマ」が馬券に絡むとは到底思えないからです。
ケチがついちゃったと思いますよ、オーナーさん。


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