複雑…

聖飢魔IIが2010年にメンバー再集結、18年ぶり世界征服」(http://www.oricon.co.jp/news/music/69141/full/

1999年12月31日にデビュー時(1985年)の公約通り“地球征服を完了”しグループを解散したロックバンドの聖飢魔IIが、デビュー25周年となる2010年に期間限定でメンバーが再集結、18年ぶりに海外ツアー(北米・ヨーロッパほか)を行うことを発表した。
欧米でも高い評価を得ているアニメクリエータ静野孔文監督とコラボレートして生まれた「聖飢魔IIデモンストレーション・ショートアニメ」が海外のサイトを中心に話題となったのが2008年。聖飢魔IIの海外発売の話が急展開で盛り上がり、元構成員(バンドメンバー)を招集しレコーディングが極秘に行われ、7月15日には、日本以外の世界21ヶ国で全編英語詞・再録音によるBEST盤的内容の『AKUMA NATIVITY “SONGS OF THE SWORD”』全17曲がiTMS音楽配信サイト)を中心に発布(発売)。その海外での評判を受けて、9月16日には日本でも逆輸入という形でアルバム『悪魔 NATIVITY“SONGS OF THE SWORD”』が発売された。
この最新作の発売を経て、2010年には“地球デビュー25周年期間限定再集結ワールドツアー&ジャパンツアー”が行われることも発表。メンバーが再集結し、“ミサツアー”と称されるライブ公演が、北米、EU、ASIA諸国を巡る全10ヶ所で開催される予定。また、日本でも24本の全国ホールツアーが計画されており、夏のロックフェスティバルなどへの出演も検討されている。


(写真:聖飢魔II

…大教典発布(=アルバムリリース)という知らせがあった時点で、ある程度想定できたニュースでした。


狂喜乱舞するのかなあ…と思っていたのに。
存外醒めている自分がいます。


やはり。
エース清水長官の参加がないことが理由で、手放しに喜べないんでしょうね。


発布された『AKUMA NATIVITY “SONGS OF THE SWORD”』を聴いたのですが。
悪魔 NATIVITY ”SONGS OF THE SWORD”(DVD付)悪魔 NATIVITY ”SONGS OF THE SWORD”
すっかりギターソロのアレンジが変わってしまっていた『BIG TIME CHANGES』に愕然としました。
「コード進行は、やや普通でないな。3回転調するんだよな。同じシチュエーションでいくのだが、これは下がっていくんだな。短3度ずつ。で、結局もとのkeyにもどるわけだ。この、下がっていくというニュアンスを聞き手に与えないように、逆に緊張感が高まっていくように思わせるところで苦労したんだ」(長官談)といった部分が、いわば「長官の様式美」がまるで残されていないことに。


不謹慎ながら。
「…聴かないほうがよかった」とすら思いました。


その一方で長官は。
face to aceの公式ブログで、こんなコメントを残されています(http://ameblo.jp/tmfacetoace/entry-10301619180.html)。

聖飢魔IIデビュー25周年再集結、おめでとうございます。
僕は参加できませんが、盛大かつ歴史的イベントになることを願っております。


僕が参加できない理由はただひとつ、face to aceに全身全霊を傾けて音楽活動に邁進しているからです。
ファンの皆様はご承知のとおり、face to aceは2001年のデビュー以来8枚のアルバムと9枚のシングル、その他DVD等の映像作品をリリースし続け、ここ数年は年間80〜100本のライブを敢行しています。
さらなる成長を目指して努力・精進を積み重ねて行くためには、持てる力と持てる時間のすべてを注ぎ込まなければなりません。


一方、聖飢魔IIというバンドは片手間に参加できるバンドではありません。それこそ身も心も聖飢魔IIにならなければ、その場に立つ資格はありません。


20周年再集結の時に「これが最後」と公言させていただいたとおり、それだけの決意と覚悟を持って20周年に参加しました。今でもその決意は変わりません。
また、僕の音楽生活の中で1999年12月31日はひとつの頂点であり、今後もその気持ちは変わりません。


25周年再集結が大成功となりますよう、陰ながら応援させていただきます。


ACE

…「僕の音楽生活の中で1999年12月31日はひとつの頂点であり、今後もその気持ちは変わりません」という部分に、涙が出そうになりました。


face to aceを聴くたびに。
「ああ、長官は本当はこういう音楽をずっとやりたかったんだろうな…」となぜか思わされてしまいます。
いまだに「ACEさん」ではなく「長官」としか呼べないようなコアな聖飢魔II信者の自分ですら。


長官が、思うところあって「不参加」を貫かれたのならば。
それは支持するのみなのですが。
どこかにこう、寂しさをも併せ持たずにはいられない、今回の「再集結」のニュースなのです。


★★それにしても引用記事よ、「世界征服」は10年前に完了しているのだぞよ。人気blogランキング★★