オルフェウスの朝

今回のレースで。
ブエナビスタは、また1つ違ったピースを手に入れたような印象です。
相変わらず前が止まらない馬場状態、それでも、確実に伸びてきて、前を行くウマたちを仕留めた彼女。決して有利とはいえないマイルという条件で、です。もう牝馬同士ならこのウマに敵はいないのではないか…そう思わされるようなレースぶりでした。
次走は宝塚記念になるのでしょうか。今の彼女なら、牡馬と伍しても十二分に互角の勝負をしてくれることでしょう。俄然楽しみになってきました。


一方、自信を持って今回無印にしたレッドディザイア
四位洋文騎手は、レース前相当考えに考えたのでしょう。前、前のレース運びになりました。これは、馬場状態を考えたとき、そしてブエナビスタとの最後の脚色を比較したときには当然の選択だったと思います。結果4着に敗れましたが、戦前囁かれた状態を勘案したらこの結果は大健闘だったと思います。1つ叩いて次はよくなっていくのではないでしょうか。
2着のヒカルアマランサス、4番手でしっかり折り合った、楽なレース運びでした。こうなると、このウマはしぶといですよ。最後はブエナビスタの強襲に屈しましたが、大健闘だったと思います。3着のニシノブルームーンもまたしかり。最後直線向いたところで一瞬前が詰まってしまったように見えましたが、最後の切れる脚はお見事。西山茂行オーナーは日刊スポーツ紙上のコラムで戦前「3着で赤飯」と謙遜していましたが、秋はもっと自信持っていいと思います。
ブロードストリートは…着順ほどは負けていないと思います。勝ち馬から0.1秒差でしたし。これまた秋に期待ですね。注目したいのは、ミクロコスモス。上がり33秒3の脚はメンバー最速。ブエナビスタレッドディザイアの陰に隠れてしまった印象ですが、このウマだって昨年牝馬クラシック戦線を賑わわせたウマの1頭。今後もノーマークは禁物だと思います。


(仮想の)馬券勝負ですが。
…予想の方向性はよかったんですけどねえ。
自信を持ってレッドディザイアを消して、ブエナビスタに◎を打ったまでは完璧。が…詰めが甘過ぎました。2、3着馬が抜けちゃったら途中までどんなに完璧な予想をしても意味はありません。
気がつけば、桜花賞から5連敗。昨年の好調はどこへといった感じです。奢れる者久しからず、オークス、ダービーでは快心の勝利を収められるよう、謙虚な気持ちで予想をしていきたいと思います。


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