フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

宇宙飛行士の野口聡一さんが、いろいろすったもんだはあったものの地球に帰還を果たしました。何はさておき、無事の帰還、めでたい限りです。

野口さんは私と同じ茅ヶ崎の出身、しかも高校の先輩とあって、親近感を感じずにはいられない存在でした。自分と同じ街に生まれ育った人が宇宙に行きたいという夢を持ち続け、それを現実のものにして飛び出していったんですから、そりゃもうすっげーの一言でしたよ。
でも、打ち上げから帰還に至るまでの地元での過剰なまでのフィーヴァーぶりに、正直引いてしまった自分がいるのもまた偽らざるところです。いや、応援したい気持ちは分からなくもないんですけど、仕事とそれとは全く別物だと思うんですよ。各種のイヴェントに参加するよう職場に動員までかけるのはちょっとやりすぎだと思うんですよねえ…。野口さんはなんにも悪いことしてないのに、おかげで自分の中での心象がえらくよくないものになってしまったのはとても残念でした。
いつの日にか、こういう心中のしがらみを超越した部分で野口さんの偉業を心から称えることができる日が来るといいなあと思っています。少年の日の夢を叶えた野口さんを、曇りのない心で茅ヶ崎で迎えることができれば。


でも「えぼし岩をライトアップして野口さんに見てもらう」というアイディアはいくらなんでもムチャだったと思う。人気blogランキング