衰えゆく悲しみ

「清原悔し涙…非情登録抹消 最悪退団も」という記事を読みました(http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2005/08/14/02.html)。
どんなスポーツ選手にも、力の衰えは確実にやってきます。思い通りに動くことができなくなった自分に我慢ができなくなり、自らの引き際を悟って引退を決意する人も少なくない反面、「ボロボロになるまで戦い続けたい」と願う人だっているはずです。全盛期の力をとても見出すことはできなくても、身体の動く限り「現役」であり続けようとするような。清原選手はそんな人なんでしょう。
その清原選手が、自らの意思に反する形で選手生命の危機を迎えようとしています。野球が「団体競技」である以上チームとしてある種の「非情な決断」をしなければならない瞬間があるということが分からないわけでもないんですが、「…もう少しなんとかしてあげてもいいのに」と思わずにはいられません。特に清原ファン、ジャイアンツファンでない身としても。
「自分自身は足がちぎれるまでやりたかった」との言葉を残した清原選手。とにかく、悔いの残らない「選手生活の幕引き」だけは迎えてほしいなあと思います。わが身に置き換えても、どうにもこうにも切なくなって仕方がありませんでした。


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