心に悪魔が宿る瞬間

というわけで、昨日は6時〜21時の選挙事務に忙殺されていました。
内情を知らない人には「ただ座ってるだけで手当がいっぱいもらえていいよね」なんて言われてしまうのですが、正直そんなヒマなんてとてもないですよ。投票に来る人は引っ切り無しですしね。
昨日1日、開場時間13時間で捌いた人数、3,650人余り。約12.8秒に1人を延々13時間ぶっ続けで捌いていった計算ですから、賢明なみなさんにはそんなに生易しいものではないということがよっく分かっていただけるのではないでしょうか。その間、ただ「投票用紙をただ渡してそれでおしまい」ってわけではないですからね。「○○さん(と名前を確認するお約束になっている)、小選挙区の用紙です。候補者名をお書きください」、この言葉も3,650回繰り返し繰り返し言わされたわけですから。


…いやまあ、グチなんですよ、要するに。すみません。
確かに手当はもらいますけど、「そんなラクチンなものではない」ということだけは分かっていただければなあ…と。


ところで。
投票所を20時の時報キッカリに閉鎖するために、10分前ぐらいからNHKのラジオ放送を入れる決まりになっています。
そうすると、時報直前のニュースでお約束のように交通情報が流れるのですが。
昨日の交通情報によると。


東名高速道路上り線は、大和トンネルを先頭に、17kmの渋滞…」


とのこと。


いや、このブログで不穏当な発言をすることは差し控えさせていただきますが…。
正直思ってしまいましたよ。
…いえいえ、内容はここでは書きませんけどね。


私が心の中で抱いてしまった邪念の正体に代えて。


かつて「デーモン小暮オールナイトニッポン」でこんなことがありました。
GW中のオンエアだったその回では、番組中に随時交通情報が入ることになっていました。
で、道路交通情報センターの横田さんという方が「東名高速道路は渋滞42km*1…」など流暢にコメントなさっていました。


そこでデーモン閣下曰く、
「ちなみに横田くん、君が夜中まで一生懸命仕事をしている時に、1日遊びに行ってた連中が渋滞に巻き込まれているわけだが、どう思うかね?」。


横田さん、ついつい乗せられて曰く、
「…ハァ、ザマアミという心境ですね」。


「…うわ、言っちゃったよ、このヒト」と思いましたよ。
デーモン閣下は大爆笑。それ以降、交通情報が入るたびに横田さんと同僚の栗原さんはデーモン閣下にイジられっぱなし(栗原さんに至っては浪曲までひねり出す始末)で、番組は大いに盛り上がりましたが、番組終了後この2人は始末書を書かされたそうです。
まあ、現在でも朝のNHKニュースや他のラジオ局などでたまーに2人のことを見たり聞いたりするので、この発言がもとでクビにはなってないようですが。


…私ですか?
いえ言えません、「横田さんとニアリーイコール」だなんて不穏当なことは(笑)。


「天使のような悪魔の笑顔」で撤収作業をしていた私。人気blogランキング

*1:これも地味にスゴいです。「渋滞区間を最初から最後まで走ると、世界のトップアスリートでもたっぷり2時間強かかる」ってことですもんね。