誠の名に集いし遠い日(4)

…どうもいつも間が空いてしまって恐縮です。「日本史」カテゴリって、資料を片手に気合い入れて文章書かないといけないもんで、ついつい心技体が充実していないときには先延ばしになってしまうんですよね。
では、前回出題した問題の正解発表です。
問題は↓こちら。

新撰組十番隊組長を務めた「原田左之助」は、若かりし頃、ある武士と口論になった際に「腹を切る作法も知らぬ下司め」と罵られたのにカッとなり、いきなり腹を切って見せたことがあったそうです。
幸い傷は浅かったので命には別状はありませんでしたが、彼の腹には横一文字の傷跡が終生残ってしまったそうです。
左之助はこのことから、酔うごとに切腹の傷を「見ろ見ろ」と見せたというエピソードが残っていますが、もう1つ、切腹したことがあるのを記念して、あるものまで変えてしまったそうです。そのものとは何でしょう?

正解は…「家紋」でした。


原田左之助の家紋は「丸に一ツ引」です。まん丸の中に横一文字が入っているもの。新田義貞の家紋と同じですね。
左之助は、自らの腹の切腹の跡の一文字と家紋の一文字を合わせることによって「切腹経験アリ」ということをアピールしていたらしいです。うん、なかなか洒脱なことを。家紋なんてそんなコロコロ変えていいものでもあるまいに。ちなみに、変更前の家紋は不明です。知ってる方いらっしゃいましたらご教示いただければ幸いです。


では、第4問。最後の問題です。

文久3年(1863年)12月27日の出来事です。新撰組の屯所になっていた八木家で翌年正月のモチつきを行うことになって、新撰組の隊士たちも手伝っていました。
そこに、副長助勤を務めていた安藤早太郎が駆けつけて、彼も手伝いに参加したのですが、横から林信太郎という別の隊士が、八木家の当主である八木源之丞に笑いながら「八木さん、安藤はよく手を洗いましたか」と聞いたそうです。
その理由は何だったでしょう?

今回の一連の問題のなかでも自信作でした。Googleで検索してみたら案外サックリと正解出てきてしまって凹みましたが、よろしかったら正解考えてみてください。
ヒントとしては「手を洗うんですから、事前に何かをした」ということ。合宿の場では、Chattertonさんとのやり取りのなかで「今でも日常することですか?」「日常はしないよねえ」「最近ではいつ?」「うん、最後に行われたって聞いたのは35年前かな」とついついポロッと余計なヒントを出してしまったものだから、あっさりChattertonさんに正解出されてしまったという一幕もありました。あ、また私ったら余計なことを…。
さあ、お考えください(できればコメントに回答残していってくださると嬉しいな)。


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