倭し美はし

久しぶりにChattertonさんところから(http://d.hatena.ne.jp/Chatterton/20060208#p2)。


このテの危惧って、私もう数年の間抱き続けてきているんですよねえ。
なんちゅーか、「日本人なのに、日本のことを全く知らない、理解できない子供たちが増えてきている」という、現在の教育に対する憂いというか、そんな感情なんですけど。


そもそも。
1番最初に「?」と思わされたのは。


10年ほど前に学習指導要領が改訂になって新課程の教育課程になったとき。
高等学校の地歴科では「世界史が必修」と定められたときでした。


「…なんで日本の高校なのに、日本史が必修じゃないの?」
疑問を持たざるを得ませんでした。


インノケンティウス3世やグレゴリウス7世を知っていても、後白河法皇崇徳上皇を知らない。
そんな子供が少なからずいそうでコワいです。


これって…「私が日本史マニアだから過剰に反応しているだけ」では決してないと思いたいんですよ。
なんかこう、教育界で「ディスカヴァー・ジャパン」的なものがないがしろにされているっていうか…。
あんまりこの話を突き詰めていくと、どうしてもヤバめの方向にいっちゃいそうなんで、これぐらいにしておきますけど。


ただ。
全てを教育のせいにするのは間違いだとは分かってはいますが。
教育、ことに初等教育って大事ですよ。
その人の人格形成に与える影響大ですから。


私が日本史マニアになったのも、小学4年生のときの担任にいろいろな本を勧められて読み耽ったうちにハマっていったのがきっかけですし。


そのうち、我々にとっては常識以下の常識だった「忠臣蔵」とか「源平の戦い」とか「幕末」とかも、若い世代には興味を持ち得ない、「カビの生えた昔話」へと落ちていってしまうんでしょうかね。
なんか寂しいですね。


そう考えると。
自分がこのブログでヨタを語り続けていくことも。
全く意味のないことではないのかもしれないなあ。


…と自己満足に浸ってみたりする金曜日の朝なのでした*1


自分にとっては「加護亜依喫煙」よりも深刻な問題…。人気blogランキング

*1:もっとも、そのテの話に興味のないヒトは間違いなく来ないでしょうけどね、こんなとこ。