こんなレース見たことない!

…まずは、私の馬券勝負の結果から。
本日の本題に比べたら、大宇宙に浮かぶプランクトンぐらいちっぽけなネタですし。


5戦目にして、ようやっと3連単的中。
いくばくかのバックを手にしました。
が! 2着が2番人気のリンカーンだったこともあって、収支計算的には赤字! 
今春初勝利には至りませんでした。
まあ、3着に8番人気のストラタジェムが入ってくれただけ幾分かマシな結末だったんですけど。


そんなことはどうでもいい。
昨日のレースですよ。


競馬を真剣に嗜むようになって今年で11年、こんなにスゴいレース見たことありません。いや、レースがスゴいんじゃありません。「たった1頭、とてつもなくスゴいのがいた」ってことなんでしょう。
マヤノトップガンコースレコード「3分14秒4」が破られるなんて思いもしませんでした。1秒も。しかも、向正面14番手だったウマが! 3コーナーで動き出して!! 4コーナーで先頭に立って!!! どのウマよりも早い上がりの脚でブッちぎって!!!!
菊花賞のとき、自分は「君よ歴史の目撃者たれ」というサブタイトルをつけました。そして。同じ淀の舞台で。間違いなく我々は「歴史の目撃者」となりました。ディープインパクト、全てが規格外です。こんなウマ、あと30年は出てこないと思います。以前にも語らせていただいたとおり、こんなにスゴいウマの強さをリアルタイムで次から次へと目の当たりにすることのできる我々は本当に幸せだと思います。
もう、言葉はいりません。ぜひ次は海外へ行ってください。そこには、先に国際GI馬になったあのウマが待っているはずです。ハーツクライと2騎、「日本にもこんなにとてつもなく強いウマがいるのだ」ということを、海外のホースマンたちにぜひに知らしめてやってほしいものです。


最後に、このウマにだけは触れておきましょう。
リンカーン、「敗れてなお強かった」と思います。走破タイム3分14秒0、こちらも文句なしのレコードタイムです。3着のストラタジェムに5馬身。本当なら、このウマこそが「とてつもなく強いウマ」として称えられてしかるべきなのです。横山典弘騎手の騎乗も120%だったと思います。本当に「ディープインパクトさえいなければ…」です。「相手が悪かった」としか言いようがありません*1
ただ、あの3馬身半差は、どこまで走ってもきっと永久に縮まらなかったと思います。それこそ淀から伏見まで走っても(笑)。ディープが海を渡る(であろう)後の宝塚記念でこそ、このウマの強さを再び万人にアピールしてもらえればと思います。


★★馬券勝負に敗れても「いいもん見た」と満足できるレースでした。人気blogランキング★★

*1:リンカーンの気持ちを誰よりも分かってやれるのはメイショウドトウではなかろうかと(笑)。