郷土では相当の有名人のようです。

和田邦坊*1という人物をご存知でしょうか?
大正15年に東京日日新聞の嘱託漫画家として入社して活躍する一方、古川緑波の同名の曲でも知られるユーモア小説『うちの女房にゃヒゲがある』を執筆して話題にもなった人です。
昭和13年に退社後は故郷の香川県に戻って画家として活躍する一方、丸亀うちわの表装デザインも手がけたりもしたといいます。
平成4年11月7日、老衰のため93歳の天寿を全うしました。香川県善通寺市にある「灸まん美術館」の中には「郷土が生んだ画家」ということで彼の作品が500点ほど展示されているといいます(http://www.kyuman.co.jp/museum/wada.html)。


…ここまて読んで「知らん」と思った皆さん。
↓この絵をご覧になったことはありませんか?

この絵を描いた人こそ、和田邦坊その人です。


作品中で成金が燃やしている100円札は、現在の貨幣価値でいえば、約20万円ぐらいであるといいます。
得意げな表情の成金が発した「どうだ、明るくなったらう」の言葉とともに、高校時代静かなブームを呼んだ作品でした。


その作品を描いたヒトは。
実はこんなテンコ盛りのプロフィールの持ち主でした。
…というお話でした。


★★大学時代の後輩に「酔うと札に火をつける」という成金ばりのクセがあるヤツがいた。人気blogランキング★★

*1:作品に押されている落款によると名の読みは「くにぼう」が正しいようですが、有職読みで「ほうぼう」と記してある人名事典も少なからずあり、どちらとは断言はできないような状況です。