そしてまた1頭…

昨年から今年にかけて、ナリタトップロードメジロマックイーンとかつてのスターホースたちの訃報が相次ぎましたが。
今度はベガが亡くなったそうです(http://www.jra.go.jp/info/0608/20060817-vega.html)。

ベガ号の死亡について


ノーザンファーム早来牧場(北海道安平町)に繁養中でありましたベガ号(牝・16歳)が、8月16日14:00、クモ膜下出血のため死亡したとの連絡がノーザンファームからありましたのでお知らせいたします。
同馬は、15日16:00より夜間放牧されていましたが、翌16日9:00の収牧時に、眼球動作および歩行に乱れが生じていたため、獣医の診察を受けて様子を見守っていたところ、午後に入り容態が急変し、14:00に馬房内で永眠しました。
状況から夜間放牧中に何らかのアクシデントで転倒し、頭部を強打したのではないかと推測されるとのことです。

…「頭部を強打」って。声優の塩沢兼人さんが確かそういう亡くなり方をしたと記憶していますが…。
今さら言っても詮無きことですし、牧場の関係者の方が1番つらい思いをしているのはよくよく承知はしていますが、どうしても「…もう少しなんとかならなかったものなの?」と思わずにはいられません。


1993年の桜花賞オークスを制した2冠牝馬でありながら、初年度産駒から日本ダービー馬のアドマイヤベガを出したり、ダートの交流GIを中心にGI7勝を上げたアドマイヤドンを出したり、と繁殖牝馬としても大成功した馬でした。
彼女のように「競走馬としても、繁殖馬としてもどちらも優秀」という牝馬ってなかなかいるもんじゃありません。立派だったと思います。


1番仔であるアドマイヤベガは、彼女に先立って他界していて、既にこの世にいません。
今頃「上」で母と再会を果たしているのでしょうか?
そして、残されたアドマイヤドン種牡馬としての頑張り*1、さらに現役競走馬である彼女の仔キャプテンベガの今秋の奮起を期待したいところです。


★★しかしベガって「成績優秀だけどブサイク」ってキャラで終始一貫語られていたような気がする…。人気blogランキング★★

*1:…って、2番仔のアドマイヤボス(2000年セントライト記念GII)勝ち馬)も種牡馬になってるんでしたっけ? 余談ですが、アドマイヤボスというと、個人的にはごっちゃん騎乗の2001年産経大阪杯GII)(3着)を思い出さずにはいられません。