訃報は続く…

一昨日にベガが亡くなったと弊プログに書いたばかりなのに(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20060817#p1)、また訃報です。
しかも、今度はバリバリの現役馬。
昨年の桜花賞とNHKマイルカップを制したラインクラフトが亡くなったそうです(http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=horse&a=20060819-00000008-kiba-spo)。

桜花賞ラインクラフトが急死


19日6時頃、05年桜花賞NHKマイルC(ともにGI)を制したラインクラフト(牝4、栗東瀬戸口勉厩舎)が、放牧先のノーザンファーム空港牧場で調教中に急性心不全を発症し、死亡したことがJRAから発表された。


ラインクラフトは父エンドスウィープ、母マストビーラヴド(その父サンデーサイレンス)という血統。叔父に05年高松宮記念(GI)を制したアドマイヤマックス(種牡馬、父サンデーサイレンス)がいる。04年10月に2歳新馬(京都・芝1400m)で初勝利を挙げると、ファンタジーS(GIII)で重賞初制覇を達成。05年には桜花賞NHKマイルCでGI・2連勝を飾る。その後は秋華賞・2着、マイルCS・3着、06年高松宮記念・2着(いずれもGI)と短距離戦線で活躍。阪神牝馬S(GII)で重賞5勝目を達成した。ヴィクトリアマイル(GI)9着後に休養に入り、秋に向けて調整が進められていた。通算成績13戦6勝(うちGI・2勝、重賞5勝)。

…JRAホームページの発表によると「本日6:00ごろ、放牧先のノーザンファーム空港牧場において調教中、直線走路にて脚色が乱れたため下馬したところ急に倒れ、急性心不全により死亡した」とのことです(http://www.jra.go.jp/info/0608/20060819-rheinkraft.html)。
つい昨日だか一昨日だかの日刊スポーツで「秋はスプリンターズステークスからマイルチャンピオンシップに進む予定」と掲載されていたばかりでした。ヴィクトリアマイル9着の汚名を挽回するべく北海道で乗り込んでいる…と聞いていたのですが。残念です。実に残念です。
1,600mまでなら、牝馬同士では無敵*1、牡馬にだって充分伍して勝ち負けになるだけの実力馬でした。ライヴァルであるエアメサイアとは「マイルまでならラインクラフトで断然。1,800mでは微妙。2,000m以上ならややエアメサイアが有利かな」と言った具合に守備範囲こそクッキリと分かれていましたが、好敵手同士でした。エアメサイアにはこの秋彼女の分まで頑張ってもらいましょう。


そして、もう1頭。
厩舎の先輩であり、同じGI2勝馬でもある彼女を失ったメイショウサムソンには。
ぜひ彼女が果たせなかった「GI3勝目」を。
淀の3,000mで達成してもらいたいものです。


★★これで菊花賞が「メイショウサムソンキャプテンベガ」で決まったらスゴい「お弔い馬券」。人気blogランキング★★

*1:ヴィクトリアマイル凡走の原因だけはいまだに分かりませんが…。