鈴鹿物語

昨年、一昨年と鈴鹿でナマ観戦しましたが。
今年はTV観戦でした。
例によって、フジテレビ721の「今宮解説」で*1


まさかシューマッハのエンジンがドカンといくとは…ですね。
これで彼は後がなくなってしまいました。優勝は必須、なおかつアロンソが9位以下でないと逆転チャンピオンはありません。
文字通りの「ラストラン」となる彼はどう出るのか? インテルラゴスでの最終戦が今から楽しみです。


20年間続いた鈴鹿でのF1開催も、これでひと区切り。
来年から、日本GPは富士スピードウェイでの開催になります。


鈴鹿には、計3回足を運びました。
それぞれに思い出深いのですが、なんといってもやっぱり一昨年、2004年のことは忘れられません。


サーキット隣接の駐車場が満車だったので、地図で案内された近くの臨時駐車場へ行ったら、そこはただの高台の野っ原だったこと。
金曜日、雨の中、PIAAのカッパ買ってズブ濡れになりながらフリー走行を見たこと。
2時間以上待たされてサーキット近くの温泉に入ったこと。
土曜日、車の中で寝泊りしていたら台風22号の接近に伴って「避難勧告」出されて、臨時避難所に指定されたボウリング場に転がり込んだこと。
そこで思いがけない「臨時休暇*2」を満喫しているシューマッハバリチェロクルサードフィジケラ…などなどのドライヴァーの面々と出くわしたこと。
サーキットから駐車場まで雨の中歩いていたら、後ろから原付に追突されたこと*3
台風一過の日曜日、デモンストレーション走行で中嶋悟の走りを13年ぶりに生で目にしたこと。
サーキット全体で佐藤琢磨渾身の走りに心からの声援を送ったこと。
決勝レース終了後も、なんとなく立ち去りがたくてサーキットをブラブラ彷徨い歩いたこと。
ライトアップされたサーキットランド内の観覧車に、わけもなく無性にせつなくなったこと。


こんなに濃厚な3日間を過ごしたことはない!というぐらいの充実感でした。


鈴鹿は、オーガナイザーもキチンとしているし、サーキット周辺の設備も整備されているし、地元の人は協力的だし…といいことづくめでした*4
なんでそんな鈴鹿を外して、わざわざ未知数の富士で開催しなくちゃならないのかな*5、と個人的には疑問符を持たざるを得ませんが…決定してしまったものは仕方がないですよね。
今は、鈴鹿に対していっぱいの感謝の念を贈るとともに、近い将来また鈴鹿でF1開催されることを祈念するのみです。


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*1:以前にも語ったことあるかもしれませんが、地上波はどうしても永井某と山田某の進行になじめなくてノーサンキューです。

*2:台風の接近によって、土曜日のセッションは公式予選を含めて全て中止となりました(公式予選は急遽日曜日の朝に開催)。そこで、ドライヴァーを含めた全てのスタッフたちは、土曜日は完全に「手持ち無沙汰」となってしまったわけなのです。

*3:実話。ホントにビックリしました。交通事故の被害者初体験。骨折はなく単なる打撲だけで済んだのはなによりでした。

*4:コースレイアウトだってドライヴァーの評判高いんですよ。

*5:最大の懸念は「サーキットまでのアクセス」です。我々観客もそうですが、関係者的にも…です。成田からどうやってマシン輸送するつもりなんでしょうね。