…そんなこと言ってたら、

↓のエントリで「…なんで日本の高校なのに、日本史が必修じゃないのでしょうか?」と再三再四の熱弁を奮っていたら。
こんなニュースに突き当たりました。


「高校日本史を必修科目に 伊吹文科相」(http://www.sankei.co.jp/news/061020/sei010.htm

伊吹文明文部科学相は20日の衆院文部科学委員会で、現在は選択科目である高校の日本史を必修科目とすべきだとの考えを示した。早急に文科相の諮問機関である中央教育審議会に検討を指示する。
伊吹氏は委員会で、野田佳彦氏(民主)が日本史必修化するべきだと指摘したのに対し、「(野田氏と)立場を共有している」と同意した。その上で「小、中、高校(の教育課程)も含めて再編を考えなければならない。中央教育審議会に尋ねさせていただきたい」と述べた。また、「倫理観や社会規範、秩序を守る力を学ぶ根本に歴史教育がある」とも述べ、日本史教育の重要性を強調した。
現在、高校では世界史は必修科目だが、日本史は選択科目。野田氏の委員会提出資料によれば、神奈川県の全日制県立高校で、日本史を履修せずに来年3月に卒業する高校生は28.2%に上る。
伊吹氏は小中学校での日本史教育、特に近現代史教育についても「十分なことが教えられているのか。日本の伝統や社会が建設された過程をマスターすべきだ」と主張した上で、学校教育法の改正と学習指導要領の見直しを進める考えを示唆した。

「…産経新聞ってところが『いかにも』だなあ」という感想はとりあえず別のお話なので置いておくとして(笑)。


「ようやっとここまで来ましたか」というのが個人的な感想です。
こういう意見を言っていただけたのは歓迎すべきことですが…あまりに遅すぎたと思います。この10年間で日本史を履修しないまま高校を卒業していった人間の数や、どれだけに及ぶことでしょうか。
自国の歴史を学ぶということは、自国の文化を正しく知るということであり、自国に敬意を払う気持ちを涵養するということにつながっていくのではないでしょうか。ここ最近ないがしろにされてきたものを取り戻す、絶好にして最後のチャンスであると個人的には強く思う次第であります。


そして。
「日本史に興味を持っていただく1つのきっかけとして、何かの役に立てるかもしれない」という気持ちを抱きつつ。
私もここで日本史系のヨタを語り続けているわけなのです。


★★というわけで、もう少し日本史系のエントリを増やしていかないと…。人気blogランキング★★