勝利の女神は、時に気まぐれ!?

ヴィクトリアマイル、国際競走ではあるものの、昨年新設された重賞で「過去3年間のレースレーティング」が存在しないことから、今年は「JpnI」で格付けされているみたいですね。
とはいえ、来年のレースが終了すれば「過去3年間のレースレーティング」が存在することになって、国際格付番組企画諮問委員会による審査を経て基準を満たしている*1と認定されれば、2009年から晴れて「GI」に格付けされるのだとか。
…とまあ、前置きはこのくらいにしましょう。混戦のような、「2強対決」のような、どちらにも取れなくもない今年のヴィクトリアマイルの予想です。

◎7.スイープトウショウ
○6.カワカミプリンセス
▲16.デアリングハート
☆8.キストゥヘヴン
△14.アドマイヤキッス
△13.コスモマーベラス
△15.サンレイジャスパー
△3.アサヒライジング
△2.ディアデラノビア
△5.フサイチパンドラ


…オッズ的には完全に「2強対決」の様相ですが、この「2強」、2頭とも不安を抱えてのレースなんですよね。
まずカワカミプリンセス。実質的には「まだ1頭のウマにも先着を許していない」強いウマなのですが…帰厩してきたときに相当馬体がガレていたらしいですね。陣営は「戻った」とコメントしたとのことですが、今回は輸送もありますし、どうかな…と馬体重の発表を待ってみたところ、なんとか「−2kg」までで抑えられましたね。「マイル初経験」ですが、新馬・条件戦だったとはいえ1,400mで2戦2勝しているウマですので「距離短縮=不安」ということはないと思います。鞍上のスイッチも特にマイナス要素にはならないと思います。ぶっつけも秋華賞サックリ勝っているので不安なし。あとは…ホントに馬体がどう映るかだけですが、パドック見る限り馬体面でははOKだと思います。ただ…チャカチャカしてますねえ。久々の影響なのでしょうか? というわけで○に評価落としたいと思います。さりとて「優勝候補の一角」であることは間違いないところです。
一方のスイープトウショウ。重い印を打っては馬場でさんざん大暴れされて、挙句「このウマには2度と印打たねえ!」とキレさせられたウマです(笑)。気になって弊ブログで「スイープトウショウ」でキーワード検索かけてみたところ…そりゃもう、「ゲートが開くまでどんな精神状態か抜き差しならないウマ」だの、「全然当てにならないけど、まともに走りさえすれば強いウマ」だの、挙句「もうこのウマは何を信じて何を信じなければよいか分かりません」だの、そんなフレーズのオンパレード。今回も「…終わってみるまで分からん!」というのが本音なのですが…。しかし、しかしですよ、調教はよかったんですよ。ものすごく。「CWコースで最終追い切りしようとしたら最後まで馬場入りをイヤがり抜いて拒んだ挙句、結局BWコースでの追い切りになった」という「…おまえ、調教でまでそんな調子なのかよ」と言いたくなるようなオマケつきではありましたが(笑)。さりとて、状態は完璧。あとは取捨ですが…パドックまでは完璧。これでは◎打たざるを得ません。しかし…「馬場入り後にプッツン」があるかもしれないのがこのウマの弱みですが…。
その他のウマですが、最終追い切りでバツグンに映ったのが、デアリングハートキストゥヘヴン。ともに鞍上は藤田伸二騎手に横山典弘騎手と名手ですし、「抜擢」したいと思います(桜花賞馬に「抜擢」なんて言葉は失礼かもしれませんが)。
同じく、調教よかったのが、アドマイヤキッスコスモマーベラス。これまた状態はいいですよ。サンレイジャスパーアサヒライジング、ともに「…何かやってくれそう」という気配プンプンします。堅実なディアデラノビア、牡馬相手に好走経験のあるGI馬フサイチパンドラまで押さえます。ホントは17.ジョリーダンスとか4.コイウタまで手を拡げたかったんですけど…そこまではムリですよね。
(仮想の)馬券勝負ですが、今回もワイドでいきます。ヨワい。6−7を5,000円、6.と7.から2.3.5.8.9.13.14.15.16.に8頭限定ながしを500円ずつ、2.3.5.8.13.14.15.16.の8頭BOXを200円ずつ、計16,500円で。


★★これだけ予想すればどこかに掠ってくれるとは思います。あとは収支がどう転ぶか…です。人気blogランキング★★

*1:GI競走においては「115以上」だそうです。なお、「レースレーティング」についての詳細はこちら(http://jra.jp/datafile/ranking/jyusyo/index.html)をご参照ください。