「逢えてほんとによかった」と歌ったのか、前川清?

…さすがに18頭中10頭に印打ってりゃ予想としては掠りますね。ただしトータルでは赤字。ワイド3−16が5,430円もついたことがむしろ奇跡と言えるかもしれません。9番人気アサヒライジングと、8番人気デアリングハートの組み合わせですから。
勝ち馬のことは後に譲るとして、まずは人気を裏切った「2強」についてから。
カワカミプリンセスは…結果論ですが、やっぱり「ガレ過ぎて戻ってきてからの調整がうまくいってなかった」ってことなのでしょうね。西浦勝一調教師が「幸四郎くんに悪いことをした」とコメントした…という話も伝わってきていますし。ただ、武幸四郎騎手も…ウマが本調子ではなかったとはいえ、今回は「出遅れて後手後手に回ってしまったレース」だったと思います。が、悔しさは誰よりも本人が1番抱いているはずですから、あえて「傷口に塩塗る」ことは控えます。次頑張ってください。
で、スイープトウショウ。もう1回言わせてください。「もうこのウマには2度と印打たねえ!」(笑)。パドックでは「…おとなしすぎるなあ」と思ったら、本馬場入場のときに池添謙一騎手を振り落としたらしいじゃないですか。挙句、例によって例の如く「ゲート入りをおゴネになられる」始末。いかに「前半のスローな流れが向かなかった」とはいえ、これじゃGI(級)3勝馬の面目は丸つぶれです。宣言します。この先、どんなに状態よくてもこのウマは無印にします。それで馬券に絡まれたら素直に諦めることにします。
アサヒライジングキストゥヘヴンは流れが向きましたね。デアリングハートは…藤田伸二騎手の好騎乗で3着に入った印象です。


さて勝ったコイウタです。…うーん、また「よさそうだけど手を拡げられなくて泣く泣く外した」ウマにしてやられました。まずは、内ギリギリを突いた松岡正海騎手の好判断を讃えたいと思います。昨年の北村宏司騎手に続いて、今年もヴィクトリアマイルが「騎手GI初制覇」の舞台となりました。皐月賞2着の悔しさを見事に晴らしましたね。おめでとうございます。
コイウタ自身の調子もよかったのでしょう。ここまで立て直した奥平雅士調教師の努力に敬意を表します。


が。
ここでもう1人、「今回の勝利の影の功労者」としてあえて名前を挙げておきたい人物がいます。


昨年のオークス、みなさん覚えていらっしゃいますでしょうか?
コイウタがレース中に競走を中止したことを。


あのとき。
異変にいち早く気づいてウマを止め、「右肩跛行」程度の軽傷で事なきを得させた、横山典弘騎手。
彼の好判断がなければ、コイウタが今回の栄光を掴むことはなかったかもしれません。
最悪、「…」という結果が待っていた危険性だって。


昨年も弊ブログで書かせていただきましたが。
GIの大舞台で、4番人気なんて人気を背負っていたウマを止めることには、さぞや勇気がいったことと推察します。
それをなしえた横山典弘騎手。個人的には馬券の相性が1番悪い騎手だったりするのですが(笑)、やっぱりプロフェッショナルです。特に記して再度讃えたいと思います。
横山典弘騎手が騎乗したキストゥヘヴンは4着。GI(級)では、確かに2着があまりにも多い騎手ですが(笑)、頼りになる存在(時として「馬券のジャマーになってくれる存在」)です。


さて。
私の今春の黒字分。
このレースの負けですっかりなくなってしまいましたよ。バランスシートは赤字に転落。
オークスは難しそうですね。ウオッカは本当に「ダービー行き」らしいので「ダイワスカーレット1強」との見方が世間では強くなってきていますが、この1週間じっくり考えていきたいと思います。なにしろ「相性悪いレース」ですので*1


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*1:それでも、1996年は「エアグルーヴから2点」で「2着ファイトガリバー」を的中させたりもしました。今にして思えば「ビギナーズラック」ですね。キョウエイマーチと心中した翌1997年以来、記憶にある限り勝ったのはごっちゃん騎乗の2着チューニースティルインラブのヒモに押さえた2003年ぐらい。2002年なんて12番人気のチャペルコンサートに◎打っておきながら(2着!)勝ち馬のスマイルトゥモローは無印で負けでした。