ちょっとほんわかした話。

いよいよ明日は「日本ダービー」本番です。
予想のラインは概ね固まりつつあります。脳内では。


その“大舞台”を明日に控えて。
日刊スポーツのホームページに掲載されていた、こんな記事に思わず和んでしまいました。


「つばめとサンツェッペリン/ダービー日記」(http://www.nikkansports.com/race/horseracing/derby/2007/f-rc-tp0-20070525-204049.html

美浦は午前8時半から突然の豪雨に見舞われた。調教スタンドの外へ足を踏み出すか、どうしようか。迷っていると、ある人が「化粧が落ちるから女の子は大変だよね」と言ってきた。違う、違う。そんなことはどうでもいいの。足場が悪くて歩きにくいことと、洋服がぬれることがイヤなのだ。
そんなバケツをひっくり返したような雨の中、サンツェッペリン斎藤誠師に会った。「すごい雨ですねぇ」と話をしながら、ふと、あることを思い出した。「つばめが低く飛ぶと雨が降る」。そういえば、以前厩舎につばめが巣を作ったという話を聞いたことがあった。「あれ? まだ見ていなかった? 見においでよ」。取材が一段落して厩舎にお邪魔した。「こっち、こっち」。馬料庫に案内されると、どこからともなくピーピーと鳴き声が聞こえた。見ると、壁際に立派な巣があり、4羽のかわいらしいひなが顔を出していた。「1カ月ぐらい前からいるよ。今日、明日にも巣立ちそうでしょ」。斎藤誠師は、ひなを見詰めながら優しい目をして言った。何でも、現在の巣の前に1度作ったものが壊れてしまったらしい。それでもつばめちゃんはあきらめず、2度目に作った巣の中で新しい命が育っていった。斎藤誠厩舎の居心地が、よっぽど良かったんだろう。調教師をはじめ、厩舎スタッフは温かく成長を見守ってきた。そしてひなは、もうすぐ新しい世界へ羽ばたこうとしている。
「いつも笑い声の聞こえる、部活みたいな厩舎があってもいいよね」。以前、斎藤誠師は厩舎の方針をこう語っていた。笑い声の絶えない、チームワーク抜群の斎藤誠厩舎。そんな輪の中で育ったサンツェッペリンは、グングン成長を遂げている。一生に一度の晴れ舞台で、大仕事をやってのけるかもしれない。【和田美保】



(写真:斎藤誠厩舎にあるツバメの巣。4羽のひなが飛び立とうとしている)

…「巣立ちのとき」を迎えようとしているツバメ。
そして、前走皐月賞でハナ差の2着に泣いたサンツェッペリンは。
名にし負う、名飛行船の名をつけられた彼は。
明日府中で、文字どおりの「飛翔」のときを迎えることができるのでしょうか?


★★…ただし、今回のネタと予想とは全く切り離して、シヴィアに取捨選択しますよ。人気blogランキング★★