明日は、
仕事忙しいなかではありますが。
1日休暇を取らせていただいて。
妻と『レ・ミゼラブル』を見に行く予定になっています。
…楽しみにしていたんですよ、これ。
3月に妻が激戦を勝ち抜いてチケットをゲットして以来。
なんといっても。
今回の最大の目玉は、「20周年記念スペシャル・キャスト」として、実に久しぶりにジャベール役を演じる鹿賀丈史さんです。
鹿賀さんのジャベールは、20年前の初演・再演時のみ演じられたもので、いわゆる「レミヲタ」の間ではもはや“伝説”として語られているキャスティングなのだそうです。漫画家のよしだみほさんも、その代表作である『馬なり1ハロン劇場』の巻末で「鹿賀ジャベール」に関する思いを切々と語っていらっしゃったのを読んだことがあります。
そんな「この先いつめぐり合えるかも分からない」貴重な舞台を、初めてレミゼを見る自分が見させてもらえるなんて…。もったいないオバケが出そうでコワいです。
個人的、かつ自己完結的な話題で恐縮なのですが。
今を去ること5年前。
某クイズ番組に出演したとき。
鹿賀丈史さんとご一緒させていただいたことがあります。
そのときの話です。
ちょうど最終回の収録だったのですが、全ての収録が終了した後、鹿賀さんのナレーション場面が一部リテイク(撮り直し)になる…という事態が勃発したことがあります。
たまたま、その場面で、自分…鹿賀さんの真下の席に座っていたのですが、スタッフに言われて、撤収する他の出演者仲間を尻目に、リテイクのために1人だけ呼ばれて再び着席させられ、鹿賀さんの「最後の最後の収録」にお付き合いさせていただく形になりました。
鹿賀さんは、オフ・ザ・カメラでも、飾らない、実にいい方で、何度も何度も「…いやあ、自分のミスで最後までつき合わせちゃってごめんなさいね」と自分に詫びていらっしゃったのを今でも覚えています。一般人であるところの私にまで柔らかい物腰で語ってくださっていた姿がとても印象的でした。
そんな鹿賀さんが。
3年ぶりで「ジャベール」になります。
しかも、3年前は「コンサート形式」であったとのことですので、「芝居として」演じられるのは実に19年ぶりになるのだそうです。
よしだみほさんをして「そこにいるだけで、存在そのものがジャベール」と言わしめた鹿賀さんの名演、十二分に堪能してきたいと思っています。
もちろん。
他にも楽しみはいっぱいあります。
昨年さるミュージカルを見に行って以来*1、その歌声に魅かれてファンになった新妻聖子さん。
彼女が演じるエポニーヌ役も楽しみです。なにしろ、彼女の歌う『On My Own』を聴きたいがために、「鹿賀ジャベール、かつ新妻エポニーヌの日のチケットを」と妻に頼み込んだくらいですから。
ちなみに、妻は、その同じミュージカルにも出演していて、最近はジャベール役がすっかり板についてきている岡幸二郎さんが、これまたしばらくぶりにアンジョルラス役を演じるのにも大注目しているのだそうです*2。さすが、レミゼ観劇歴長いだけあって、目のつけどころが違うようです。
ともあれ。
明日は、長い長い、そして忘れられない1日となってきくれそうです。
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