稲葉が、坪井が「頂点へのドア」をこじ開けてくれた!

痛みを堪えつつ。
DVDに録画してあった今シーズン札幌ドーム最終戦を観ました。


前回登板で「…2点で僕としては十分」と豪語してくれたダル。
なるほど、今回も1点しか取られなかったのですが。
味方が1点も取ってくれず、降板。
日本ハム打線の相変わらずの沈黙ぶりにイライラさせられましたが、まあ今夜は楽天田中将大投手の出来もよかったのでしょう。


半ば勝利を諦めつつ。
9回ウラ。
あの「奇跡」を目にしました。


稲葉の同点タイムリー。
本当に「神懸っている」としか言いようがない、素晴らしい当たりでした。
見逃せばボールというあの投球をジャストミートし、キッチリとライトの頭上を抜いてくれるのですから。
大事な局面で「ここぞ」という働きを見せてくれる、本当に頼りになる存在です。毎度毎度同じこと書いているようですが、実際頼りになるんだから仕方がない(笑)。


そして。
「地獄から生還した男」坪井智哉のサヨナラヒット。
やっぱりキーマンになってくれましたね、彼*1。ここ1番の勝負強さには本当に目を見張るものがあります。
そして、今日のヒーローインタヴューで、「坪井選手はいつでも入念に準備をされて出番を待っていられるようですが…」という趣旨(語尾の詳細に異同あるかもしれません)の問いに、「準備は、一応プロ野球選手なので(苦笑)、やるのはあたりまえなので、あそこ(ベンチ)にいる選手全員が準備できているので、別に僕だけがやっているわけじゃないです」とサラリと語った坪井。
このような発言に代表されるような、彼の高いプロ意識には、常々畏敬の念を持たずにはいられないところです。
悪いこと言いません。もっと彼を使ってください。必ずや今日のように期待に応えてくれることと思いますから。


本当に大きな大きな1勝でした。
この終盤の土壇場において、今日勝つと負けるとでは雲泥の差だったことは自明です。


これでマジック5ですか。
ソフトバンクも頑張ってますね。敵ながら天晴れ。


でも。
もう「ソフトバンクはこの先全勝する」ぐらいのつもりで行かないとダメだと思います。今日のように「何が何でも」勝利を手にし、「頂点」を掴み取るのみ…です。
ソフトバンクが全勝するなら、5勝1敗で自力で優勝決めてやる」、この意気で臨んでほしいものです。


★★地味に9回ウラに四球選んでサヨナラの足掛かりを築いてくれた賢介に敢闘賞。あと3回表にナイスブロックを見せた鶴岡慎也も。人気blogランキング★★

*1:かつて「これから先、坪井に助けられる場面多くなりそうな気がしてならないのです」と語らせていただいた私です(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20070902#p1)。