シーズン総括

…最終戦は黒星。
まあ、田中将大投手もそうそうやられっぱなしにはなっていられないところでしたしね。モティヴェーションの違いが形に表れたのでしょうか。でも、クライマックスシリーズに向けて、ぜひとも最終戦はキッチリと白星で締めくくってほしいところではありましたが。


しかし。
不思議なシーズンでしたね、今年は。
これだけ打てないチームが優勝をなしえたのは、月並みな分析ですが、やはり投手陣と堅実な守備、そして走塁面における機動力…が要因だったのでしょう。
クライマックスシリーズが最大のヤマと心得ます。ソフトバンクはシーズン中の対戦成績で分が悪いのが不安材料、ロッテは打線のパンチ力が脅威です*1。でも…倒せばいいのは「どちらか片方」ですからね。応援頼みますよ、札幌のみなさん。


さて。
今シーズン最大の勝因は何か?
自分は、先ほど掲げた要因に加えて、1つ指摘したいと思います。


チームは、昨年同様に「9月攻勢」を見せて、ペナントレースを制しました。
そう…このチームの最大の強みは、「勢いにうまく乗れると止まらない」爆発力にあると思います。
稀哲を筆頭に、若い選手とヴェテラン選手が1つになって、同じ目標に向かって猛進できるところ…それが「日本ハム最大の武器」だと思うのです。
これから先、5戦なり7戦なりの短期決戦において、それは重要なファクターだと思います。


ヒルマン勇退」のニュースも、このチームには発奮材料になってくれたようで何よりでした。
「日本一を取って監督を送り出す」、誰に言われなくても、選手たちは分かってくれているようです。さすがです。


春先。
チームがドン底に沈んでいた頃。
選手会長金子誠の提案で、チームが1つになるためのミーティングが何度も持たれたといいます。
そこで、「自分たちが何をなすべきか」を再確認したのだとか。
その結果が…あの14連勝、そして「交流戦V」でした。
あそこから、チームは上向きになってくれました。


個人的にはもう1つだった選手もいます。
セギ様とか「…ねーねー、どうしちゃったの、今年は?」と聞きたくなるような1年でしたし。
でも、それを全員でカヴァーして勝ち得た栄冠だったと思います。
昨年とは違った意義のある優勝だと思うのです。


しかし。
クドいようですが。
いくらシーズンを制しても、クライマックスシリーズ。そして日本シリーズで負けてしまっては何の意味もありません。
「あと7勝」、これにトコトンこだわって、勢いを持続させてV2を勝ち得てほしいものです。
このチームならできる! 期待しています。


★★13日までは応援も中休みです。人気blogランキング★★

*1:個人的には、正直ロッテが勝ち上がってくるほうがコワいです。ソフトバンクは…斉藤和巳投手が1年経った札幌で意地を見せてくれそうなのは不気味なところですが。