We wish you'll be back.

セットアッパーとして今季自己最多の7勝をあげた江尻慎太郎が。
右ひじの手術を決意したそうです。
今シーズンはもとより、来シーズンも絶望なのだとか。


日本ハム江尻が右ひじ手術で来季絶望的」(http://hokkaido.nikkansports.com/baseball/professional/fighters/p-hf-tp0-20071005-265784.html

日本ハム江尻慎太郎投手(30)が右ひじの側副じん帯の再建手術を行うことが4日、分かった。クライマックスシリーズ日本シリーズだけではなく、来季のプレーも絶望的になった。今季は4月から中継ぎとしてフル稼働。42試合に登板して7勝4敗1セーブと、中継ぎ陣の中心的な存在の1人だった。9月16日ソフトバンク戦後に痛みを訴え、同22日に出場選手登録を抹消されていた。
その後は経過を観察していたが、痛みは慢性化していた。今後の選手生命も考えた上で、江尻の希望もあり、左手首のじん帯を右ひじに移植することを決めた。中垣チーフトレーナーは「(復帰には)1年くらいかかる。今、手術をしておけば再来年のシーズンに間に合う」と説明。江尻は「痛みのレベルが上がった。悔しさはあるけれど、ケガしたのは自分の責任」と話した。


(写真:江尻は、手術する右ひじの状況について報道陣へ説明する)

…慎太郎は、大学の後輩でもあり、自分のラッキーナンバーである27を背番号につけていることもあって、個人的に特に応援していました。
今シーズン、セットアッパーとして開花してくれたのを喜んでいたのですが…まさに「好事魔多し」です。


慎太郎のブログを読むと。
彼の誠実な人柄が伝わってきます。
勝って奢らず、負けて悔やまず、常に前に進もうとしている。
さすが「神宮で野球をしたくて2浪した」苦労人だけのことはあります*1


三十路の声を聞いた彼が。
1シーズンを棒に振ってまで、投手の生命であるひじにメスを入れることを決意するまでには、並々ならぬ葛藤があったことでしょう。
最悪、「2度と投手としてカムバックできない」リスクだってあるわけですから。


それでも。
あえて「前に進む」決意をした彼に、最大限のエールを贈りたいと思います。


焦る気持ちもあることと思いますが。
今はどうかじっくりと治療に専念してください。


2009年。
あなたがマウンドに帰ってくるのを。
我々は待っています。


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*1:もっとも、彼が本当に行きたかったのはうちの大学ではなく東京大学だったようなんですけどね(ちなみに、彼の出身高校は、進学校として名高い仙台二高です)。