…何もこんな写真使わなくても。

「美姫女王の意地、泣き顔でスマイル…フィギュア日米対抗」(http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20071007-OHT1T00026.htm

フィギュアスケート日米対抗(6日、新横浜スケートセンター) ショートプログラム(SP)とフリーの合計で争い、日本は世界選手権金メダルの安藤美姫(19)=トヨタ自動車=がSP冒頭の3回転ジャンプで転倒し、昨年末から痛めていた右肩を強打。執念で滑り得点は46・54点だったが成長した姿を見せた。同銀メダルの浅田真央(17)=中京大中京高=は60・42点をマークしたが、合計284・90点で長洲未来(14)ら米国代表に惜しくも敗れた。高橋大輔(21)=関大=、南里康晴(22)=中村学園大=らで臨んだ男子も米国が2連覇を果たした。
バンクーバー五輪を3年後に控えた今季初戦。ミキティが世界女王の意地とプライドを見せた。初披露の新SP。冒頭の3―3回転ジャンプで、いきなり転倒。昨年末の全日本選手権(名古屋)で脱臼した右肩から倒れ込み、壁に激しく体を打ち付けた。
音楽も止まり、静まりかえる会場。それでも審判、モロゾフ・コーチと相談した結果、演技続行を決断し、約1分後に再びリンクに立った。オペラ「サムソンとデリラ」と満員の1160人の手拍子に乗せて、3回転ジャンプ、2回転半ジャンプを続けて成功。ミキティ・スマイルを見せて気丈に滑り切ってみせた。
実は欠場の危機だった。前日の公式練習の終盤、ジャンプで転倒。完治していた右肩を強打し、緊急のアイシングで治療した。古傷の痛みが再発し、跳べるか分からない状況。それでも「けがは自分の責任。チーム戦なので、みんなに迷惑をかけたくない。日本のみなさんに新プログラムを初披露したい」。一緒に戦う仲間、ファンを思い、強行出場を決めた。
トリノ五輪15位の不振から立ち上がり、3月の世界選手権(東京)で夢の金メダルを手にした。頂点に立ったことで、皮肉にも「スケートに気持ちが入らない」と新たな目標を見失いかけたが、今季も春から単身で渡米。大好きなピザやパスタを我慢して体を絞り、ホームシックと戦いながら、ストイックに練習に打ち込んだ。「私はまだ成長過程の選手。もっと努力しないといけない」自分に厳しく半年を過ごしたからこそ、途中で滑るのをやめたくなかった。
今大会ではジュニア世代のエース・長洲の演技を目の当たりにし、「スパイラルとかスピンとか、私にないものを持っている」と刺激も受けた。次戦はGPシリーズ第1戦、スケートアメリカ(25〜28日・レディング)。「それまでに肩を治して、100%の力を出したい」と前向きに立て直しを誓った。昨季は封印した4回転ジャンプをフリーで入れる計画もある。女王になって成長したミキティが、次こそ表彰台の真ん中を狙う。


(写真:右肩を負傷しながらも演技を続行し滑り切った安藤美姫

写真のチョイスに作為を感じずにはいられないんですけど。


★★他にいろいろ写真があろうに、どうして大開脚の写真かなあ…。人気blogランキング★★