あれれ…

3日前に「女性騎手が調教師をセクハラ提訴」というエントリを書かせていただきましたが(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20071021#p3)。


…あっさり訴訟取り下げだそうです。


山本茜騎手無念!セクハラ調教訴訟取り下げ」(http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071025-OHT1T00085.htm

厩舎の男性調教師(48)から全裸を強要されるなどのセクハラを受けたとして、調教師に約550万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていた名古屋競馬山本茜騎手(24)が24日、訴訟を取り下げる書面を名古屋地裁に提出した。山本さんは理由について「時間と労力を訴訟ではなく、馬に乗ることに使いたい」としている。一方の調教師も「地方競馬のファンや関係者に迷惑を掛けたくない」と話し、取り下げに同意する考えだ。だが、突然の取り下げに関係者の間では「なぜ?」との声も上がっている。
「おれはおまえに全部を見せることができる」「おまえも包み隠さずに見せてみろ」などと、調教師から全裸を強要されたとされる“美人騎手”が、一転、訴えを取り下げた。
山本さんは、弁護士事務所を通じて直筆のコメントを出し「私の思いは、レースに乗りたい、レースで勝ちたい、もっと上手くなりたいというものです。このまま訴訟を続けることは、その思いを妨げることになるのではないかと思い始めました」との心境を告白。
「訴訟に時間と労力を使うより、馬に乗ることに時間と労力を使いたい。そう思いここに訴訟を取り下げることを決心しました」と理由を説明した。また、「決して心が折れた訳ではありません。これからの自分のためです」と付け加えることも忘れなかった。
この日、名古屋競馬で4レースに騎乗した山本さん。訴訟を取り下げて吹っ切れた!?のか、2度1着となる好成績だった。パドックでは事件を知ったファンから「頑張れよ」との声援も受けたという。
民事訴訟法は「訴えの取り下げは相手方の同意を得なければ、効力を生じない」と規定。調教師は「地方競馬のファンや関係者に迷惑を掛けたくない」と話し、取り下げに同意する考えをしめしており、26日の第1回口頭弁論は取り消された。
だが、山本さんの突然の提訴によって、「セクハラ調教師」との汚名を着せられてしまった調教師サイドは怒りを隠せない様子。ある関係者は「山本さんからは何の連絡もありません。言いたいことは色々あるのですが…」と絞り出すように話した。
名古屋競馬広報課では「自分の思っていた以上に反響が大きかったため、戸惑った部分があるのでは」と、山本さんの気持ちを代弁。競馬ファンからは「(山本さんが)かわいそうだ。何とかしてやれ」との電話もあったという。
山本さんは03年に調教師に弟子入り。今年9月21日、調教師にたびたび抱き付かれたり、厩舎にある調教師の住居に呼び出されて、服を脱ぐよう求められたりしたなどとして、提訴していた。


◆渦中の調教師HPで収束宣言
男性調教師は24日、厩舎の公式ホームページ内のブログでコメントを出した。調教師は「今回の件で、沢山の方々にご迷惑、ご心配をお掛けしました事を心からお詫び申し上げます」と陳謝。「取り敢えずは、これで終わりになります」と事態の収束を示唆した。今後については「失いました信用は、これから仕事の方面でさらなる向上を目指して信頼回復に努める所存でございます」としている。

…「あくまで自分の想像の域を出ない話」という前置きつきで話させていただくのですが。
他の調教師からの圧力があったんでしょうかね?
「こんな騒ぎを起こすヤツ*1、うちの厩舎のウマには乗せられねえ!」とばかりに、騎乗予定のウマを降ろされてしまったとか。しかも複数の厩舎から。
件の調教師と仲のよい調教師仲間からなら、そんなことあっても…不思議ではないですから。


これが、自分の想像だけであって、事実と反することを祈らずにはいられませんが…。
もし事実だとしたら…「まだまだ未成熟だなあ、競馬サークル」としかいいようがありません。


ともあれ。
山本騎手には、今後も「調教とレースで」持ち味を発揮できるよう頑張っていってもらいたいものです。


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*1:そもそも、単なる「騒ぎ」としか認識していないとしたら…それこそ意識低すぎですけどね。