秋の府中というと、どうしてもあの日のことを思い出してしまう…

1998年11月1日。
単勝1.2倍、興味は「2着以下をどれだけちぎって勝つか」だけだったと言っても過言ではなかった、1頭のサラブレッド。
彼は。
1枠1番からポンと飛び出すと。
気持ちよさそうにグリーンベルトを駆け抜けていき、1,000m57秒4という超ハイペースを刻んでいきました。


…しかし。
ケヤキの向こう側で。
彼の自慢の脚は、粉々に砕け散りました。
稀代の快速馬、サイレンススズカの生が終わった瞬間でした。


あれから9年。
武豊騎手が、再び1枠1番からスタートを迎えようとしています。
4冠馬、メイショウサムソンとの初めてのコンビで。
甘酸っぱい思いを抱きつつ、それでもシヴィアにいかなくてはならない、天皇賞・秋の予想です。

◎15.ポップロック
○1.メイショウサムソン
▲14.ダイワメジャー
☆11.シャドウゲイト
△12.アドマイヤムーン
△10.ブライトトゥモロー
△13.チョウサン
△16.マツリダゴッホ
△8.ボンネビルレコード


…◎はポップロックに打ちました。常に一線級の相手と戦いながら、ドバイでの1戦を除いてほとんど凡走のない安定具合を評価しました。京都大賞典2着を叩いての2戦目、ますますの良化が見込まれそうです。追い切りもよかったですし。唯一の不安は…2,000mという距離がやや短いかもしれないことぐらいでしょうかね。
メイショウサムソン、例の「馬インフルエンザ騒ぎ」のために凱旋門賞挑戦がとんで秋緒戦ですが、状態的にもメンバー的にも大崩れはないと見ました。稍重で力のいる馬場も歓迎なのではないでしょうか。
ダイワメジャー、前走毎日王冠はいくらなんでも負けちゃいけない1戦だったと思いますが…展開のアヤだったような気がしなくもありません。追い切り素晴らしかったですし、これまた状態は上向きと見ます。
“道悪の鬼”シャドウゲイト、楽に逃がしてもらえると…もしかしたらもしかしちゃうかもしれませんよ。実績上位のアドマイヤムーン、追い切りはピンと来ませんでしたが…さりとて、そんなに悪くもなさそうなので、着には喰い込んで来るのではないでしょうか。
ブライトトゥモロー、坂路を駆け下りてきた脚に惚れました。ただし…道悪は減点材料です。チョウサンも良馬場でやりたかったクチでしょう。さりとて、捨て置くわけにもいかないので、この2頭は押さえます。
そして、どうしても気になったウマをもう2頭。マツリダゴッホ、よかったんですよ、追い切り。道悪は未知数ですが、「何かやってくれそう」感がプンプンします。ヒモで。そして…ボンネビルレコード。「…ダート馬がなんで?」と思っていた自分の先入観を、やはり追い切りが吹き飛ばしてくれました。道悪なら芝でもイケる、そう思わずにはいられませんでした。これまたヒモで。
さて、今回も「最後に切った1頭」を。6.カンパニー。重の産経大阪杯勝ってますけど「道悪はからっきし」らしいですね*1。残念。状態よかったんだけどなあ…。
(仮想の)馬券勝負ですが、今回はあえて3連単フォーメーションでいきます。「1,11,12,14,15−1,10,11,12,14,15−1,8,10,11,12,13,14,15,16」。175通りですね。全て100円、計17,500円で。


★★天のサイレンススズカに届く感動の1戦になること期待。人気blogランキング★★

*1:しかも勝ち時計は2分4秒5! いや未勝利戦じゃなくて(笑)。