複雑なる先勝。そして思ったこと。

志摩は賢島で、第1戦をTV観戦しました。
ダルビッシュが13三振の力投を見せて勝利。まずは祝着でした。


ただ。
川上憲伸投手の力投の前に、打線は僅か2安打。
セギ様の3ランがなければ0−1で負けていてもおかしくなかった試合でした。
自分は実際に見てはいないのですが、1回ウラ、稲葉の打席で2−0からのボール判定はかなり「微妙」だったようですし、川上投手的にはハードラックだったのかなと思います。でも、さすがドラのエース。「…こりゃ第5戦があったら厄介だぞ」と思わされる素晴らしい内容でした。
そして、アライバこと荒木雅博井端弘和両選手の走塁、守備は、敵ながら芸術的にすら思いました。6回表にはこの2人の技で1点取られましたし、ヒットになりそうな当たりを何本も捕られてアウトにされましたし。
さすがは中日ドラゴンズ…といった感を強くしました。明らかに、昨年とは比較にならない状態です。先勝で浮かれていると大ヤケドさせられると思います。


ここで。
試合と直接は関係ないところで、2つばかり苦言めいたことを書かせていただきます。


まず。
これでもか…と言わんばかりに、札幌ドームに来場していたダルの婚約者嬢の映像を流し続けていた、某地上波キー局。
我々ファンが見たいのは、そんな映像ではありません。
ダルのプライヴェートな幸せは祝福すべきことであるとは思いますが、試合、それも日本一を決める試合とそれは別物ではないでしょうか。
ダルが堂上剛裕選手の打球を左足に受けたとき、「心配そうな表情の婚約者嬢」をずっと映し続けたときは、さすがに「いいから、早くダルの様子映せ!」と自分も半ギレになりました。
真剣勝負を、ワイドショー的なノリでブチ壊しにしないでもらいたいものです。


そして。
これは、実際に目にしたわけではなく、mixi日本ハムコミュニティーで話題になっていたことなのですが。
球場で応援していた中日ファンの一部が、札幌ドーム入場時に渡されたファンボードを、7回表の中日の攻撃開始前にビリビリに引き裂いていたらしいのです。
確かに、中日ファンの立場からすれば「こんなボード渡すなよ! 来場者の全員が日本ハムのファンなわけでもないだろ!」と思うところかもしれません。その気持ちはよく分かります。
ただ、だとしたら…家に帰ってからそっと捨ててもらってもよかったのかと思います。
常々、友人のおクイズさんも言っているのですが、「他球団であっても、球団旗、応援歌、マスコットには敬意を払うべきである」と思いますし、「いたずらに相手ファンを不快にさせる行動は慎むべきである」と思うのです。それはファンボードであっても同様なのかな…と思います。
ファンボードをビリビリにされて、我々日本ハムファンがどんな気持ちになるかをもう少しだけ考えていただければ…と思いました。


逆の立場になれば。
我々日本ハムファンも、「ナゴヤドームでは、中日ファンが不快に思う行動は固くこれを慎まなくてはならない」…ということです*1
当然「ゴミは持ち帰る」のも基本中の基本です。
双方のファンが気持ちよく試合を楽しみ、どちらが勝っても最後はお互いに敬意を払って締めくくる…そんな結末を期待したいものです。


★★まあ…もちろん最後は当方の勝ちなら言うことないんですが。人気blogランキング★★

*1:もちろん「札幌ドームでも」ですよ。