世界一のくちづけを

「間違いなく飛んだ! 間違いなく飛んだ! これが最後の衝撃! これが最後の、ディープインパクト!!!」
三宅正治アナウンサーは本当に名実況を次から次へと生み出してくれますね*1。彼を初めて知ったのはF1の実況だったのですが*2、フジテレビのスポーツアナウンサーのなかでは彼の実況が1番好きです。今年も三宅アナが実況だといいなあ。
「飛ぶ」と謳われた稀代の名馬のラストランから1年、負けじとオールスターが揃った「千秋楽」有馬記念の予想です。

◎6.ポップロック
○1.メイショウサムソン
▲8.ロックドゥカンブ
☆4.ダイワメジャー
△7.ダイワスカーレット
△2.ドリームパスポート
△9.サンツェッペリン


…まず私事ですが。
このGI(級)予想コーナーにおいて。
私が◎を打ったウマは。
今年0勝21敗です*3
かつての吉岡美穂ばりの「本命クラッシャー」っぷりです。


それはさておき。
さすが有馬記念に出てくるような“選ばれし優駿たち”です。
最終追い切りをチェックしたところ、ただの1頭も「…なんじゃこりゃ?」と首を捻りたくなるような状態のウマはいませんでした。
最高のメンバーが揃った「グランプリ」になりそうです(フサイチパンドラの回避・引退は残念でしたが)。


しからば。
「初めから決めていた2頭で勝負」したいと思います。
メイショウサムソンポップロック
この秋はこの2頭でずっと勝負するつもりでした。


どちらが◎でもよかったのですが(むしろ両方に◎を打ちたいくらい)。
2,500mの距離、中山開催という点、そしてペリエ騎手という要素を買って。
あえてポップロックのほうに◎を打ちたいと思います。
…22連敗になってしまうのでしょうか(←弱気)。


さてヒモ候補。ていうか「ヒモ」なんて呼ぶのは失礼な3頭から。
ロックドゥカンブ、素晴らしい出来です。まだまだ底を見せていない魅力がありましたし(菊花賞は「脚を余した」印象でした)、3,000mよりは2,500mのほうが競馬しやすそうですし。
ダイワメジャー、「引退レース」とあってハナから“除外”するつもりでしたが、追い切りの映像見て驚愕しました。このウマ…本気ですよ。前残りの展開になれば、昨年同様に馬券に絡むこともあるのではないでしょうか。
ダイワスカーレット、前2走同様ハナに立ってマイペースに持ち込むことができれば、あるいは中山ならなんとかなる要素もあるかもしれません。距離は自分はいまだに「微妙に長い」と信じて疑わないのですが…昨年の兄貴の例もありますし、これまたなんとかなるかもしれません。
そして本当の「ヒモ候補」。ドリームパスポートサンツェッペリン、ともに「注文つき」です。ドリームパスポートは「前が崩れるような展開になり、かつ馬群がバラけたときに、終い勝負がハマッたら」、サンツェッペリンは「ダイワスカーレットにハナを譲らず、あくまでマイペースで逃げを打てたら」、です。特にサンツェッペリン。現在ブービー人気みたいですが…軽視は禁物ですよ。このウマ、中山巧者ですし。「タップダンスシチーの再現」もあるかもしれません。
今回は「先行有利」とみて、あえて16.ウオッカは消しました。強さは認めますが、中山は合わないのではないでしょうか。大外もマイナスですし、後ろからでは展開キツいのではないかと思いますし。その他に挙げるとすれば…3.マツリダゴッホがよさそうなのが気がかりなんですけど。


(仮想の)馬券勝負ですが。
今回はガッツリいきますよ。ええ最後ですし。


馬連1−6を10,000円。
馬連で8.から1.6.へ2頭限定ながしで、1,000円ずつ、計2,000円。
ワイド1−6を2,000円。
ワイドで6.から1.2.4.7.8.9.の6頭限定ながしを500円ずつ、計3,000円。
ワイドで1.から2.4.6.7.8.9.の6頭限定ながしを500円ずつ、計3,000円。
そして、3連単1、2着ながしマルチで、1.6.から2.4.7.8.9.を100円、計3,000円。
合計23,000円。


「予想当たっても…トータルでは赤字」というシナリオが目に浮かぶようですが(だから私は馬券下手)。
1年納めの大勝負、気持ちよく当てて締めくくりたいものです。


★★↑という締めの文句は去年も書いた(笑)。人気blogランキング★★

*1:1995年オークスダンスパートナー、見事に、見事に、GIの舞い!」であるとか、1996年日本ダービー「外から、音速の末脚が炸裂する、フサイチコンコルド!」であるとか、1997年日本ダービーサニーブライアンだ、サニーブライアンだ、これはもう、フロックでも、なんでもない!」とか。

*2:1992年モナコGPでの数周に及ぶセナとマンセルのテール・トゥ・ノーズのバトルを「どんなにしても抜けない! ここはモナコモンテカルロ! 絶対に抜けない!」と実況したのは、おそらく日本でF1が根付いて21年で最高の名文句なのではないでしょうか。

*3:「◎2着」が5回ありますが(フェブラリーステークスブルーコンコルド桜花賞ウオッカ宝塚記念メイショウサムソンスプリンターズステークスサンアディユエリザベス女王杯フサイチパンドラ)。