大後頭神経三叉神経症候群、その後。

朝起きたときは、爽快でした。
「首が痛くない自分」が、こんなに気持ちいいとは!
スキップしたい気持ちで出勤しました。


…しかし。
やはり、「苦痛が軽くなった」のは、一時的なものでした。
仕事でパソコンに向かい続けること8時間もすると…痛みカムバック。
駝鳥のようにぼろぼろになって帰宅しました。


さて。
いろいろ調べているうちに。
こんなページを見つけました


「首のコリが神経を刺激 精神症状に発展することも」(http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/08/post_6561.html)。

【サラリーマンを襲う病気】
頭痛、めまい、疲労感などのいわゆる「不定愁訴」の原因疾患として、ある脳神経外科医がメカニズムの解明と治療に取り組む病気がある。「頚性(けいせい)神経筋症候群」と名づけられたこの新しい疾患、治療次第で劇的な改善が見込めるという。(2006.07.31紙面掲載)


「以前、ある大学病院の脳外科外来で診療をしていたときに、片頭痛や緊張型頭痛と診断される患者の多くが、薬で一時的に症状をなくす治療しか受けておらず苦しんでいる姿を見てきました。そこで首の筋肉を調べたところ、大半の患者で異常が見つかったんです」と語るのは、東京・虎ノ門にある東京脳神経センターの松井孝嘉理事長。
ここでいう「首の筋肉」とは僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋など。当時の外来患者の多くが、これらの筋肉が部分的に固くなっていたり、押すと痛みがあるなどの異常が見られたという。この筋肉が硬直すると、近くを走る大後頭神経や自律神経を刺激する。後頭神経が刺激されれば頭痛が起きるし、自律神経が刺激されれば自律神経失調症から精神症状に発展することもある。
これを発見した松井理事長は、この疾患を「頚性神経筋症候群」と名づけ、臨床研究を重ね、診断法と治療法の確立に取り組む。
現在行われている診断法は、画像診断による脳 腫瘍(しゆよう)などの除外と問診表(表)を用いた聞き取りだ。
性神経筋症候群と診断された場合、4つの柱で治療が行われる。物理治療と呼ばれる特殊な低周波治療器による治療に加え、ハリと温熱療法が並用される。これらの3つの治療にプラスして、補助的に消炎鎮痛剤が使われることがあるが、この治療によって「頭痛」を訴えて松井理事長の元を訪れた人の実に9割が治って、その後も投薬の必要がなくなるという。
「面白いのは、頭痛やめまいだけでなく、自律神経のアンバランスから来る鬱(うつ)状態や更年期障害なども解消するという点。男性更年期などと診断されたものの治療効果が得られないでいた人が、頚性神経筋症候群の治療をしたら簡単に症状が消えてしまった例は少なくありません」
ただ、この治療にもウイークポイントがある。それは、完治する前に症状が消えてしまうことだ。疾患を完全に治すためには、外来治療だと3カ月はかかる。しかし頭痛などの症状は2週間から1カ月で消えるので、患者が治ったと勘違いし治療をやめてしまうケースがあるというのだ。
「たとえ症状が消えても、首の筋肉の異常が完全に治っていなければいずれ再発します。それだけに症状が無くなってからの治療が重要になってくるのです」
では、頚性神経筋症候群の原因は何だろう。松井理事長は「首や頭を強く打つなどの外傷が原因になることが多い半面、姿勢の悪さやパソコンのしすぎなど、さまざまなことが要因として考えられます」と説明する。
残念ながら、現段階では決定的な予防法はないが、机に長時間向かっている人は時々イスの背にもたれて頭を後ろにそらせるようにして、首の筋肉を軟らかくする運動をすると効果的だという。
「そもそも成人の頭部は6キログラムもの重さがあり、それを細い首が支えているわけですから、筋肉が疲れるのは当然です」
現在この疾患の治療をしているのは東京脳神経センターだけだが、同院を訪れる頭痛患者の75%がこの疾患と診断され、そのうち9割を超す改善率の治療実績があるという。

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■頚性神経筋症候群の診断基準
(1)頭が痛い、頭が重い
(2)首が痛い、首がこる
(3)肩が張る、肩がこる
(4)かぜをひきやすい
(5)めまいやふらつきがある
(6)振り向いたときや歩行中に不安定感がある
(7)吐き気がある
(8)夜、寝つきが悪い。途中で目覚める
(9)血圧が不安定
(10)温かい場所に長時間いられない
(11)異常に汗をかく
(12)静かにしていても心臓がドキドキする。 動(どう) 悸(き)がする
(13)目が見えにくい、ぼやける
(14)目が疲れる、目を開けていられない
(15)まぶしい、目の奥が痛い
(16)目が乾燥する、涙が出やすい
(17)唾(だ) 液(えき)が出やすい、出過ぎる
(18)微熱が出る
(19)胃腸の調子が悪い、腹部膨満感がある
(20)だるくて横になりたくなる
(21)疲れやすい、全身 倦怠(けんたい)
(22)やる気が出ない
(23)天気が悪い日やその前日は症状が強い
(24)気分が落ち込む
(25)集中力が出ない
(26)不安感
(27)イライラする
(28)根気が出ず仕事に影響が出る
(29)のぼせ、手足の冷え、しびれ
(30)胸の痛み、圧迫感、しびれ
※該当する項目が5つ以上で治療の適用、10以上なら要治療、17以上は最重症
(作成=松井孝嘉医師)

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…すみません。
余裕で「該当する項目、17個」なんですけど。


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