「…いやね、本が『自分を買って買って』と言うもんですからね」
ダメだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
こんな本見つけて自分に買わずに帰れというのが無理な注文なんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
『図説・日本の古墳・古代遺跡 決定版―高松塚・キトラ・藤ノ木古墳・伝仁徳天皇陵のほか旧石器〜古墳時代を一挙総覧!!』(学研)。
高松塚古墳、キトラ古墳の石室を彩る壁画の復元絵図なんか、古墳マニアの自分にはたまらんものがあります。
特に、キトラ古墳の十二支像。
相変わらず首が痛い昨今。
専門書を読むには十分な体力がなくとも、こういうイラストや写真が多くてお手軽に読める本なら十二分に堪能することができます。
少しでも日本古代史に興味がある方ならぜひぜひオススメの1冊と言えるでしょう。
ところで。
この本に掲載されている縄文時代の「仰臥屈葬人骨」のキャプションに。
こんな1節を見つけました。
写真は愛知県大曲輪(おおぐるわ)遺跡より出土した人骨で、小犬を抱いて埋葬されている。
…「イヌは1万年以上前から日本人のパートナーだった」というのは聞いたことありますが。
「抱いて埋葬」するほど絆が深かったなんて。
よほど可愛がっていたのでしょうね、人骨の主は、このイヌのことを。
ナニガシかの事情で、愛犬とともに命を落としたこの人の家族が。
一緒に葬ってあげたものなのかもしれません。
否、そうであってほしいです。
くれぐれも「死後も飼い主に仕えるように、イヌを殉死させた」なんてことが真相ではありませんように…。
★★…ただのイヌ好きのつまんないセンチメンタリズムなんですけど。人気blogランキング★★