可哀想に…

…また痛ましい事件が起こってしまいました。


「厩舎全焼ソンナバカナなど競走馬9頭焼死」(http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20080623-375197.html

23日午前0時40分ごろ、千葉県船橋市船橋競馬場内にある調教師山浦武さん(46)所有の厩舎(きゅうしゃ)兼厩務(きゅうむ)員宿舎から出火、木造一部2階建て約260平方メートルを全焼した。
船橋署によると、燃えた厩舎の競走馬9頭が焼け死んだ。別の厩舎の男性厩務員(34)が煙を吸い軽症。船橋署は出火原因を調べている。競馬場の警備員が出火に気付き119番した。
船橋競馬場では2006年9月にも別の厩舎が全焼し、9頭が焼け死ぬ火災が起きた。出火原因は特定されていない。
県競馬組合によると、焼け死んだのは牝馬の「ソンナバカナ」など2−5歳の競走馬。9頭のうち6頭が賞金を獲得しており、獲得賞金の総額は3000万円に上るという。
火災を目撃した男性調教師(58)は「ドーンという大きな音で目が覚めた。15分ぐらいで火が(厩舎全体に)回ったらしい。厩務員ら職員は逃げ出すだけで精いっぱいだったのではないか」と話した。
現場は京成線の船橋競馬場駅の南約1キロの国道沿い。周囲には厩舎のほか、県競馬組合の事務局などがある。

…厩舎火災というと。
どうしても、2000年2月11日に起こった、山元トレセンでのあの出来事を思い出さずにはいられません。
けっこう好きだったエガオヲミセテをはじめ、22頭が犠牲となったあの日のことを。


余談ですが。
この山元トレセンでの火災の際。
類焼が懸念された隣の厩舎にいたウマたちもすかさず避難させられたらしいのですが。
そのなかに、フサイチエアデールがいたらしいのです。
もしも彼女がここで不幸にして命を落としていたら、後のGI馬フサイチリシャールはこの世に生を受けることはなかったのですから…運命は分かりません。


亡くなったウマの1頭の名前が「ソンナバカナ」だったというのも悲しみを誘います。
突然命が果てるなんて想像もしなかった彼女の最後の心の叫びは、彼女の馬名そのものだったのかもしれません。


どうか、世を去った9頭の魂が安らかでありますように…。


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