北の大地より飛び立て!
さて。
新冠を後にし。
車をさらに走らせ。
浦河までやってきました。
1/500の「1口」だけ自分が持っているウマ。
ステファニーズホープ2007に会うためでした*1。
1歳になった彼は。
浦河にある育成牧場で、サラブレッドとしてデビューするためのトレーニングを受ける毎日を送っているのだそうです。
予定の時間よりかなり早めに着いてしまったにもかかわらず。
担当厩務員さんは、イヤな顔1つせず、快く受け入れてくださいました。
「すごく頭がいいコですよ。メニューも着々とこなしていますし」と厩務員さん。
おお、おりこうさんなのかキミは。期待持てそうですなあ。
「ネオ(ユニヴァース)の仔だけに、これから先うるさくなっちゃわないかだけは心配なんですけどね。今のところはそんな気配はないんですけど」とも。
なるほど、ネオユニヴァース自身もかなりチャカチャカしていたウマだったよなあ…。彼の場合はそのうるささを「勝負根性」という形で発揮してクラシック2冠に輝いたのですが、このコはどう出るかなあ…。
「脚元もどこも悪くないし、走りそうだという予感はあります」とのこと。
そして「仕上がりも早そうですね」とも。
「来年の今頃はデビュー果たしているかもしれませんね」と自分が言うと。
「いや、もう勝ってるかもしれませんよ」と厩務員さん。
多分にリップサーヴィスをしてくれた部分も少なくないのかもしれませんが、それでも嬉しくなっちゃうコメントでした。
「そりゃクラシックとかに出てくれたり、重賞勝ってくれたりするに越したことはないですけど、それよりも、無事に長く走ってくれれば何よりだと思っているんです。先週のセントライト記念、可哀想でしたね*2。あんなレースは見たくないですし」。
「そうですね、土曜日の札幌のレースで、自分が面倒見ていた馬がレース中に脱臼して予後不良になっちゃったんですよね*3。可哀想でした。すごくかわいいヤツだったんですけどね」。
…この世界、「故障」はある種宿命のようなものですが、それでも、屈託ない表情で横にいるこのコの未来が明るいものであるように祈らずにはいられませんでした。バリバリ勝たなくてもいいから、無事に長く競走生活を全うしてもらえれば…それだけが願いです。
「来年になったら、競走馬の顔になっていると思いますよ」と厩務員さん。
的場均調教師も何度か駆けつけるなど、「期待の1頭」のようです。
せっかくなので。
ご厚意により、ツーショの写真を撮らせていただくこととあいなりました。
↓最初は落ち着いていたのですが。
↓じゃれて、ニット噛んできました。
↓されるがままにしていたら…。
↓今度は、腕をカプーと甘噛み。
本人ならぬ本ウマは、甘えてじゃれていただけなんでしょうが。
なにせ、ガタイが違うものですので。
あっちゅー間に、青痣になってしまいました(苦笑)。
「知らないもーん」って顔して、フンフン鼻づら寄せて甘えてきていましたが。
栗毛の馬体もピカピカに輝いてすごく綺麗でしたし。
なにより、人懐っこい仕草にメロメロにされました。
親バカならぬ馬主バカ。
厩務員さんに丁重にお礼を言って、ステファニーズホープ2007と別れてきました。
「次は中山か府中で会うことになると思うから、頑張ってね」と。
1口馬主の特権として。
持ち馬の名前を応募できるというものがあるのですが。
彼には「無事に長い競走生活を…」という願いを込めた名前を応募しようと思っています。
レミゼファンの皆さんにはあの「三角形の隊列」がすぐ頭に浮かぶであろう、あの曲と同じ名前です。
まあ…他に499人も仲間がいるわけですし、自分の応募する馬名は採用にはならないでしょうけど*4。
「新しい世界 勝ち取る為の 歌を聴いたか?」。彼にもその力で「新しい世界」を勝ち取ってほしいものです。
★★ホンワカした気分で浦河を後にしました。人気blogランキング★★