初ドーム

26日のレポートつづきです。


浦河から札幌市内まで、約3時間半。
この日の次の目的地はここです。


「ドーム」というと。
我々関東人の感覚では「東京ドーム」を指します。
中日ファンである友人的には「ドーム=ナゴヤドーム」ですが。


そのロジックで言うと。
北海道の日本ハムファンの皆さん的には。
「ドーム」といえば、「札幌ドーム」以外にはありえません。


クライマックスシリーズ進出に向けて、もう1つも落とせない我らが北海道日本ハムファイターズ
その「魂の戦い」を見届けに、札幌ドームに出向くのが、今回の旅のもう1つの目的でした。


…しかし。
球場周辺にコインパーキングはなし。
やむをえず、札幌市街のホテルにチェックインした後、地下鉄で改めてドームまで向かうことになりました。


球場に着いたら、既に5回表、埼玉西武の攻撃中。
正味半分だけの観戦でした。
勝ってたからまあいいですけど。


初めての生ドーム。
いや驚きました。
想像を遥かに超えた、北海道の皆さんの熱い声援に。
チャンスの時の声援は言うまでもなく、ピンチのときに選手を鼓舞する拍手、味方投手のストライク1つごとに拍手…。
この熱き声援に支えられて、ファイターズはここまで来たのでしょうね。感動しました。


しかし…相変わらず打てません、わがファイターズは。
打線の湿り具合は深刻です。特に稀哲。どこか袋小路にハマってしまっているかのような、空回りぶりがスタンドからも手に取るように分かる打席の様子に危惧を抱かずにはいられませんでした。


試合は、2−0で辛勝。
スウィーニーがよく踏ん張ってくれました。9回のピンチを受け継いだ建山義紀のピッチングも光りました。


そこに飛び込んできた「オリックス楽天に敗戦」の報せ。
日本ハムの3連覇が霧消した瞬間でした。
渡辺久信監督の胴上げを、目の前で見ることになりました。


今年の日本ハム
昨年以上に、打てないチームです。
本塁打が打てないのはいいとして、チーム打率もダントツの最下位。リーグ5位のチームよりも1分ほども低いんじゃ、たとえ防御率がリーグ1位でも話になりません。
しかも、昨年以上に目につくのが、好機での拙攻、残塁の山。その積み重ねがV脱につながっていったのでしょう。


気持ちを切り替えましょう。
まだクライマックスシリーズ進出の目は残されています。
残り試合を全部勝つこと、それしかありません。
この悔しさを、クライマックスシリーズにすべてぶつけるのです。
そして、3年連続で日本シリーズに臨んで、昨年のリヴェンジを果たそうではありませんか。


↓地下鉄・福住駅に貼られていたポスター。

「めざせV3」の文字が、今となっては悲しい。


しかし。
チームの現状はともかくとして。
北海道の皆さんの熱気をライヴで感じられたのは、自分自身にとって収穫でした。
山のようにスタンドを埋め尽くしたレプリカユニ姿の“同志”たち。そんななか、背番号27、江尻慎太郎ユニを着た人は自分の他には遂に見つけることができませんでした。あの日江尻ユニを纏ってドームにいた男を目撃された方がいたとしたら…それはかなり高い確率で私です(笑)。


帰り道。
ホテル近くのコンビニに立ち寄ったところ。
バイトとおぼしき女の子に「…で、勝ったんですか?」と聞かれました。
北海道に根付いているなあ、日本ハム…とこんなところでも再認識した瞬間でした。


★★いずれまた札幌ドームで観戦したいですね。人気blogランキング★★