我が道を行く

今回のレースでは。
自分の予想スタイルの弱点を、しみじみと思い知らされました。


自分が予想をするに当たって、重視しているデータは。
「前走までのレース結果とその内容」「最終追い切りの様子」の2つです。


しかし。
それ以外にも重大なファクターがあるのを失念していました。
「当日の馬場状態」と「当日に行われたほかのレースの展開」です。


ローラーをかけて(!)内がガチガチに固められたこの日の東京競馬場は。
前に行ったウマが止まらずに「行った行った」の逃げ残りになること少なくありませんでした。
フジテレビのゲスト解説を務めていた小島太調教師も「今日は前が止まらなさそうですねえ」とそのことを指摘され「前残り」になることを看破されていました。ダービー2勝ジョッキーの炯眼、さすがです。


それにしても…ジョーカプチーノですか。
未勝利戦のダートとはいえ、1,700mを逃げ切ったことあったんでしたよね。軽視しすぎでした。確かに追い切りは悪くなかったんですけど「…ここまでは手を広げられないよな」と無印にしていました。
鞍上藤岡康太の好騎乗も称賛したいと思います。無欲に、ウマのよさを引き出すことだけを心掛けた結果掴み取った大輪だと思います。「弟のほうが先にGIを…」と言われていますが、兄である佑介騎手は決して責められないですよ。スーパーホーネットクラスのウマで1番人気でGIに臨む際のプレッシャーと比べれば、今回の康太騎手は気楽に乗れる立場でしたしね。
ワンカラットは…展開向きませんでした。それでも6着は実のある内容だったと思います。レッドスパーダはやっぱりさすが。秋が楽しみです。


最後に。
この件にだけは触れておきます。
アイアンルックサンカルロの斜行の影響を受けて、全く競馬にならなかった印象です。たとえ追い込み馬にはキツい展開だったとはいえ、まともに走れたらあるいは3着ぐらいならあったかもしれないだけに大いに残念です。
サンカルロは、最後の直線でもダイワプリベールの進路をカットして、18着に降着となりました。そりゃウマに癖があるから仕方ないのかもしれませんが、仮にもGIを9つも勝っている騎手だったらもっとしっかりと御してもらいたいものです。
「ちゃんと乗れるのに、わざとラフプレーを仕掛けたんじゃないか」ぐらいに見えましたよ、今回の騎乗。まあ…人気馬に乗っていてウマがヨレたので焦ってしまった末の結果なのかもしれないですけどね。今回のレース、この点だけが残念です。彼に限らず、全ての騎手に綺麗でフェアな騎乗を臨みたいものです。


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