というわけで…京都。

無事到着しました。


授業開始まで多少間があったので、プチ観光を決行。
↓ここに辿り着きました。

金閣寺のほど近くにある、わら天神です。


この神社。
正式名称を「敷地神社」といい。
知る人ぞ知る「安産にご利益のある神社」です。


実は、昨秋妻と京都を訪ねた際に、我々も安産祈願をしていました。
無事に母子ともに健康で出産を終えることができたので、お礼参りをした次第。


ところで。
この神社、わら「天神」と称されていることから、主祭神菅原道真かと思いきや。
木花開耶姫命なんです。
なるほど、だから安産に霊験あらたかなんですね。


では、なぜ「天神」なのか?
スクーリング終了後、天神信仰の研究でも名高い担当教官に質問させていただいたところ。
「もともと天神さんを祀っている神社で、木花開耶姫命のほうが後付けで主祭神になったのでは」とのこと。
なる。


以下、Wikipediaより引用(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%82%89%E5%A4%A9%E7%A5%9E%E5%AE%AE)。

元々当地には、北山の神として葛野郡衣笠村に降臨した天神地祇が祀られていた。天長8年(831年)、この地に氷室が設けられ、その夫役として加賀国から移住した者が、崇敬していた菅生石部神社(敷地天神)の神を勧請し、北山の神の隣に祀って菅生石部神の母神の木花開耶姫命を祭神に定めたという。
応永4年(1397年)、足利義満が北山殿(後の鹿苑寺金閣寺))を造営するに当たり、参拝に不便になったことから、両社を合祀して現在地に遷座した。

…ふむふむ、「元々当地には、北山の神として葛野郡衣笠村に降臨した天神地祇が祀られていた」とは、担当教官がおっしゃられたことと一致しています。


「天神」といっても。
ひとえに「イコール菅原道真」ではなく。
「天にまします神」の総称なのだ…ということですね。
そして、道真は、非業の死を遂げたがゆえに「御霊信仰」によって神格化され、「権者の化現」であると考えられた…というメカニズムなのでしょう。
勉強になりました。


ちなみに。
このわら天神。
安産のお守りの中に、名前の通り藁が1本入っていまして。
「藁に節があれば男児、節がなければ女児が誕生する」と言われています。


そういえば。
わが家のお守り…節がなかったです。
ホント、よく当たるんですねえ。


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