表題への補足です。

本日の表題に新井白石の『西洋紀聞』幕府に献上(寛政6年・1794年)」とありますが。
もう少しだけ詳しく説明させてください。


Wikipediaの『西洋紀聞』の項には、こんな説明があります(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E7%B4%80%E8%81%9E)。

自ら切支丹屋敷へ赴き、キリスト教布教のために来日したイタリア人宣教師ジョバンニ・シドッチを審問した白石が、その内容をまとめたもの。諸外国の歴史・地理・風俗やキリスト教の大意と、それに対する白石の批判などが記されている。1715年頃に完成したが鎖国下のため公にされず、秘かに写本によって伝えられたが、1807年以来広く流布されるようになり、鎖国下における世界認識に大いに役立った。

さらに物の本によって調べたところ。
献上したのは、白石の子孫である*1新井成美(しげよし)なる人物で。
このことによって、幕府から時服を授けられて賞されたとのことです。


つまり。
何が言いたいのかというと。
幼い頃に読んだ歴史漫画の『徳川吉宗』で、カピタンから贈られた世界地図を見た吉宗が「新井白石の『西洋紀聞』より遥かに正確じゃ!」と感動していたのは間違いだったのだなあ…ということだったりするのです(笑)。


★★とはいえ、歴史漫画に育ててもらった自分。人気blogランキング★★

*1:「孫」「曾孫」「玄孫」「5世の孫」といろいろな説に突き当たりましたが、これといった確証は得られませんでした。