悲しき新馬戦

以前。
弊ブログで「サンタ帽かぶったマツリダゴッホ」のプリチー画像を紹介させていただいたことありました(http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20071226#p1)。


そのときに写真の使用を快く許可してくださった調教助手さんのmixi日記に。
週末新馬デビューする予定の、グリーンウィズダムの写真が掲載されていました。


これがもう、かあいいの一言。
馬房からニュッと顔出したり、寝藁の上に寝そべってウトウトしたり。
そんななごみ系でありながら、ニュースで調べたところによると、国枝厩舎期待の2歳牝馬として将来を嘱望されているウマであるとのことでした。


ごっちゃん騎乗でデビューすることもあって。
応援しながらグリーンチャンネルの中継見ていたのですが…。


ショッキングな結果に終わってしまいました。


前のウマに触れてごっちゃんを振り落としたグリーンウィズダムは。
さらに落としたごっちゃんにつまずいて転倒。
右前腕骨開放骨折予後不良となってしまいました。


競馬は何が起こるか分からないもので。
これも競馬なのでしょうが…。
あんなかあいい子が。
助手さんの気持ち察するに余りあります。
国枝厩舎は、見たところアットホームな印象を受ける厩舎で、先頃引退したクーヴェルチュールは国枝調教師に「チョコちゃん、今までありがとう」という言葉を贈られて北海道へ帰って行ったなんて報道もありましたし、厩舎全体が悲しい気持ちに沈んでしまっているのではないかと拝察するわけなのです(まあ…とりあえずは日曜日のレースに全力投球で、悲しみに浸っている余裕なんてないでしょうけど)。


レース後。
トロールフィルムを何度も何度も再生して見たのですが。


「前のウマに触れた」のは。
どうもごっちゃんの騎乗ミスのように見えなくもないのです。


もちろん、我々シロートの理解できないところで、不可抗力である何かが起こっていた可能性も否定できなくもありませんが。
少なくとも、自分にはそう見えたのです。


他のウマに関係なく馬体に故障を発生したのならまだしも。
もしそれが騎乗ミスに起因する出来事だったとしたら…。


いつか弊ブログでも語ろうと思っていたのですが。
今年に入ってから、ごっちゃんが変です。
昨年までの騎乗とはどこか違った、歯車が狂いっぱなしの印象を受けずにいられないのです。
勝ち鞍は激減し、関東リーディングでも10位近辺をウロウロしている始末。
「連対率が昨年までと変わらないのに、勝率は急落している」、言ってみれば「2着が多い」ということが、今年の彼の不調を表していると思います*1
彼はああ見えて根が真面目なので、そのことに関して大いに悩んでいるかもしれませんが、いまだ袋小路を彷徨っているように見えて仕方ありません。


そんな彼が起こしてしまった、今回のアクシデント。


大好きな騎手だけに、ここはあえて叱咤したいと思います。
「しっかりしてくれ浩輝!」


そして。
リーンウィズタムの魂が、安らかに召されますように…。


★★国枝厩舎、来週マイネルキッツで弔い合戦を飾れるといいですね。人気blogランキング★★

*1:「2着の多い騎手は調子が出ていない証拠」とは、田原成貴元・騎手の言葉だったと思います。