…もう、ナントカかと、カントカかと。

「21歳なのに投票させず「子どもと思いこみ」 平塚市」(http://www.asahi.com/national/update/0901/TKY200908310441.html

8月30日の衆院選で、神奈川県平塚市の市職員が、投票に来た女性(21)を「親について来た子ども」と思い込んで無視し、比例区の投票用紙と国民審査の用紙を渡さないミスがあった。女性は「子ども扱いされた」と怒って投票所を出たが、市選管は「有権者の受け取り拒否」による棄権と処理していた。
ミスが起きたのは、平塚市立金田公民館の投票所で、女性は30日午後6時ごろ、母親と訪れた。まず、整理券を渡し、小選挙区の投票用紙を受け取り、母親と一緒に投票。次に、比例区と国民審査の受付で用紙をもらおうとしたが、市職員に無視され、後ろに並んでいた人に用紙が渡されたという。
女性は今回が初めての選挙で、比例区の記載台で書いていた母親に「無視されて用紙をもらえなかった」と訴えて投票所から出た。職員が後を追って「戻らないと棄権になる」と伝えたが、女性は怒って立ち去った。
女性の母親は「普段から高校生に見間違えられることがあり、ショックを受けて怒っていた。一言謝罪してもらっていたら戻ったと思う」と話している。
市選管によると、金田公民館投票所は有権者数が市内で2番目に多く、この時間帯はやや混雑していた。二宮雅治事務局長は「市民の最高の権利行使なのに申し訳ない。間違いをした時に謝罪をするのは最低限のマナーで、今後、こうしたことが二度と起こらないよう職員の研修をする」と話した。(松本健造)

…たいへん申し訳ない言い方になりますが。
およそ考えられないミスです。
普通に考えれば、ありえません。小選挙区の投票を終えて比例区や国民審査の用紙交付に来る有権者の投票漏れがないようにするシステム構築など基本中の基本であるはずなのに…。


「間違いをした時に謝罪をするのは最低限のマナー」って。
そんなの当然のことですよ。
何を今さら。


仮に百歩譲って。
なにがしかの状況でミスを犯してしまったとしたら。
誠意を持って謝罪すること。
これ、基本中の基本じゃないですかね。
ミス自体は許せなくても、ちゃんと誠実に謝られれば、許してしまうかもしれないです。
自分なら。


ここから先は想像なのですが。
この投票所にいた職員。
謝罪もそこそこに「いいんですか? 棄権扱いになりますよ?」ぐらいの態度で件の女性に対したんじゃないですか?
そうでなきゃ、これだけ相手が激怒するなんて、考えられないですから。


言いたかないのですが。
平塚に転入して以降、これまで何度か市役所に出向く用があったのですが。
自分も、何度となく市職員の接遇で不愉快な思いをさせられることがありました。
もちろん、そんな輩はごく一部で、大多数の職員は誠実に仕事に従事しているに違いないはずなのですが…なぜかこう、以前に住んでいた近隣自治体と比べて「職員の資質」について首をかしげたくなるような場面が多いような気がするのです。
今回の事件もまた、「起こるべくして起こった」事件のような気がしてならないのです。


平塚市のホームページに掲載されていたプレスリリースに載っていた「再発防止策」というのが。
「職員の研修を徹底します」と「投票手続きの見直しを行います」だそうで(http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/pre20090172.htm)。
徹底的に研修を実施してもらいたいものです。接遇面においても特に。


★★今日のエントリはオチもなしです。人気blogランキング★★