旅人よ〜The Longest Journey

いや。
今年の有馬記念も、気持ちのいいレースだったと思いますよ。
あ、スリーロールスの故障の件だけは除いて…ですけど。左前浅屈腱不全断裂ですか。競争能力喪失でしょうね。せっかく菊花賞勝って「これから」っていうところだったのに、かわいそうに。予後不良になるケガでなかったことだけが唯一の救いですかねえ。やっぱりあの追い切りは「前兆」だったんでしょうかね…。結果論ですけど。


まずは◎のブエナビスタから。
これまで以上に「価値ある敗戦」だったと思いますよ。前目で競馬をした経験は必ずや次以降に活きてくると思います。ノリがあえて「競馬を教えた」んだと思うことにしています。
これまでどおりの「後方待機」だったとしても…今回のドリームジャーニーが記録した35秒2より速い上がりの脚を出せていた保障はないはずですから。否、内に包まれて脚を余して負けた危険性だって。リスク背負ってまで「イチがバチか」で最後方待機に賭けるテはないですよ。条件戦ならともかく、有馬記念で、1番人気に支持されているウマですからね。ノリの今回の作戦は間違ってなかったと思っています。結果として2着に負けてしまっただけで。むしろ、新しい引き出しを出すことができただけ収穫だったと思うのです。
勝ったドリームジャーニー、繰り返しますが、状態は最高でしたから。勝つにはこれしかないという競馬でしたね。出遅れでさえ吉と変えてしまう現在のこのウマの充実っぷりを目の当たりにしました。これで「年度代表馬」の目だって出てきた感じです。ウオッカと票割れるんでしょうけどね。
エアシェイディ、これも状態良かったんですけど、正直言って「4、5着ってとこかなあ…」と思ってたんですよ。あえて最後方から上がりの脚に賭けた(35秒7は、ドリームジャーニーにこそ及ばないものの、ブエナビスタのそれを0秒1上回っています)ごっちゃん。今年は元気なかったようでしたが、最後の最後にいい仕事しましたね。このウマの精一杯は出せたのではないでしょうか。
マツリダゴッホ、4コーナーでまくってきたとき、一瞬「オッ!?」と思ったのですが、そこから伸びませんでした。+12kgはやや太かったのかもしれませんね。まあ…無事の引退を喜ぶことにしましょう。


(仮想の)馬券勝負ですが。
2−9を太く買ったのが功を奏して、勝利を収めたのですが…。
阪神ジュベナイルフィリーズ朝日杯フューチュリティステークスに続いて「…3連単で買っていれば」とハガミさせられました(3連単配当18,890円!)。
特に今回は、週の初めからずっと「ブエナ1着固定+2着固定の3連単で行く!」と宣言していたのに…土壇場で日和って馬連にした体たらく。勝ったからって情けないぞその姿勢は…。


そして。
馬券勝負の決算です。
この有馬記念の勝利によって、最終成績を6勝5敗*1の勝ち越しとすることができました。
収支面においても、94,640円の黒字という、春には及ばないまでもまあ「大勝」といっても許される結果でした。
年間トータルで見たら、13勝9敗、241,890円の黒字という計算になります。
し・か・し! それでも昨年1年間の(仮想の)赤字額と差し引きして、なお64,450円の赤字が残っているんですから。いかに昨年の2勝20敗のツケが大きいかを思い知らされます。
春シーズンの締めくくりにも同じこと書いているのですが、予想の方向性はずっとよくなってきていると思うのですよ。印がけっこう適正なものになってきているというか*2。今年の好結果に奢らず、さらに精進していこうと思う次第なのであります。


最後に。
2009年のGI予想エントリのタイトル、「そのレースから連想で辿り着いた曲の歌詞の1節」というシリーズで送らせていただいたのですが。
お気づきになられてました?
2010年は新機軸でいってみたいと思っています。


★★そして…馬券勝負は7週間お休みです。人気blogランキング★★

*1:6勝はスプリンターズステークス秋華賞マイルチャンピオンシップ阪神ジュベナイルフィリーズ朝日杯フューチュリティステークス有馬記念

*2:そういえば…◎のウマは今年9勝でした。連対まで含めると実に13/22戦!