私的2009年ＪＲＡ賞各部門別受賞馬
さて。年も改まったことですし。
今年も「いつもの」いってみましょうか*1。
あくまで私の独断と偏見で選ぶ「私的2009年ＪＲＡ賞各部門別受賞馬」です。
毎年毎年同じことクドく言ってすみませんが、「予想ではない」という前提でお読みいただければ幸いです。
（今年はコピー＆ペーストやめたんだけど…ほぼ同じような文章になっちゃうなあ（苦笑））
・2009年度代表馬：ウオッカ
…いや今年は悩ましかったですよ。最後の最後まで「“春秋グランプリ連覇”のドリームジャーニーも…」と思わなくもなかったのですよ。ＧIの数なら３vs２だけど、ドリームジャーニーは有馬に宝塚と勝ったレースの格式が重いですし。でも…ジャパンカップがききましたねえ。牝馬のＪＣ制覇は1989年ホーリックス以来20年ぶりの快挙*2。となると…「２年連続ウオッカ」を選ばざるをえませんでした自分。ドバイでの「有終Ｖ」を期待せずにはいられません。
・最優秀２歳牡馬：ローズキングダム
このウマは強いですよ。順当にいけば、皐月賞、日本ダービーまではこのウマ中心にならざるを得ない状況です。朝日杯２着のエイシンアポロンの逆転や、ラジオNIKKEI杯２歳ステークスを制したヴィクトワールピサ（新馬戦でローズキングダム着に敗れた雪辱を果たしたい！）がどう絡んでいくか…ですが、新興勢力の台頭にも期待したいものです。
・最優秀２歳牝馬：アパパネ
阪神ジュベナイルフィリーズは全てがうまくいった印象です。が、このウマが強いのは認めても、昨年のブエナビスタほどの絶対的な存在ではないのではないかと思うのです。アニメイトバイオやシンメイフジだって、流れ１つで桜や樫の大輪を射止めることは可能だと思います。まずはトライアルまでじっくりと見守っていきたいと思います。
・最優秀３歳牡馬：ロジユニヴァース
このウマ、秋全休だったもので、一時はアンライバルドのほうにしようかとも思ったのですが…アンライバルドは有馬で一気に評価下げちゃう形になりましたねえ。ＧI（級）馬が４頭いて、どのウマも一長一短、帯に短し襷に長し。だったら…ここは順当にダービー馬をチョイスしたいと思います。明け４歳勢、古馬戦線ではどう戦うのでしょうか？
・最優秀３歳牝馬：ブエナビスタ
秋は１つも勝てなかったからと言って、このウマの名誉に傷がついたわけではないと思います。何といっても、牡馬に混じっての有馬記念２着は勝ちに等しい価値があると思います。いよいよドバイでウオッカと最初で最後の「女傑対決」が待っているわけですが、結果はどうあれ、無事に戻ってきて、レッドディザイアと決着をつけてもらいたいものです。
・最優秀４歳以上牡馬：ドリームジャーニー
文句なしだと思います。古馬でＧI２勝したのこのウマとカンパニーだけですが…クドいようですが「有馬に宝塚」ですから。父ステイゴールド譲りの小柄な馬体でよく頑張っていますよね。古馬になってからも進化し続けているのは素晴らしいの一言。左回りに弱いのは玉にキズですが、今年も活躍が見込まれるのではないでしょうか。他馬ではオウケンブルースリにも期待したいです。ジャパンカップは本当に惜しかった。
・最優秀４歳以上牝馬：ウオッカ
…以外のウマに投票する記者がいるとしたら、その記者の見識を疑います。満票であってほしいです。だって…他にどのウマ？ 古馬牝馬のＧI馬はウオッカの他にはエリザベス女王杯でアッと言わせたクィーンスプマンテがいますが…クィーンスプマンテには申し訳ないですが「格が違う」というのが正直な感じです。今年は…ブエナビスタ中心になるのかな。
・最優秀短距離馬：カンパニー
ここが１番悩ましかったのですよ。「春秋スプリントＧI連覇」を決めたローレルゲレイロとどちらにしようかと。でも…天皇賞・秋にマイルチャンピオンシップですよね。取ったレースの格であえてカンパニーのほうにしました。今年、マイル戦線は今のところ確固とした主役が不在の様相です。新星誕生を期待します。スプリント戦線は…まだまだローレルゲレイロはやれそうですね。
・最優秀ダートホース：エスポワールシチー
対抗馬を挙げるとするならば…サクセスブロッケンということになるんでしょうけど、交流ＧIを含めて３勝のエスポワールシチーのほうを。ジャパンカップダートの逃走劇は見事でした。自分の形でレースを作ることができるのがこのウマ最大の強みだと思います。今年も彼とサクセスブロッケン、それにヴァーミリアンが中心なんでしょうね。７週後には早くも激突です。
・最優秀障害馬：キングジョイ
中山グランドジャンプ２着に中山大障害１着とあっては、このウマで順当なところではないかと思います。中山大障害連覇は立派です。ポレール以来の「障害王」としてぜひ今年も３連覇を狙ってほしいものです。個人的にはテイエムトッパズレやオープンガーデンにも期待しているのですが。2010年も、全ての障害馬が故障なく、無事にレースを終えることを祈っています。
…2009年、数々の名勝負を見られることができてよかったと思います。
2010年も、歴史に残るレースの数々を期待せずにはいられません。
★★個人的には「Change」の１年になると思うんですよ、2010年。人気blogランキング★★
*1:2009年版はこちら（http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20090104#p1）、2008年版はこちら（http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20080104#p1）、2007年版はこちら（http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20070109#p1）、2006年版はこちら（http://d.hatena.ne.jp/CasparBartholin/20060107#p1）をご参照ください。
