もはやこの日が祝日だった痕跡もないくらい忙しかった1日

「成人式が荒れるようになったのは、15日固定ではなくハッピーマンデーでやるようになって、新成人たちに『成人式などその程度のものなのだ』と思われたから」という妻の仮説をふむふむと傾聴した夜。
なるほど、ハッピーマンデーは「3連休を享受できる」という点ではありがたいけど、「その祝日自体の持つ意義を希薄にしてしまう」という副作用もありますね。海の日なんて、もはや誰も「なぜもともとは7月20日が海の日だったのか?」という理由を覚えていないでしょうし*1


では「なぜもともとは1月15日が成人の日だったの?」と素朴な疑問が沸き起こってくるところですが。
Wikipediaにはこんな記述がありました(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%97%A5)。

成人の日を1月15日としたのは、この日が小正月であり、かつて元服の儀が小正月に行われていたことによるといわれている。

…「かつて元服の儀が小正月に行われていた」ですか。
あまり聞いたことないですなあ。
そも、厳密に言えば小正月って「旧暦1月15日」ですしね。


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*1:明治9年(1876年)、明治天皇が東北地方巡幸の際に、それまでの軍艦ではなく、灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海し、7月20日横浜港に帰着したことを記念して、昭和16年に当時逓信大臣だった村田省蔵の提唱により制定されたものです。