残念なニュースですが…。

「愛ちゃん 中国Sリーグ再挑戦へ早大中退」(http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2010/03/05/10.html

卓球日本女子のエース福原愛(21=ANA)が、在学中の早大を中退することが4日、明らかになった。今月中にも退学届を提出する。福原は1年を通して国際大会を転戦しており、授業出席を重視する大学の方針に沿うことは不可能と判断。2年後のロンドン五輪を見据えての決断で、今季は世界最高峰の中国スーパーリーグに参戦。強豪「広東省チーム」の一員となり、さらなるレベルアップを図る。
日本卓球界史上初となる五輪でのメダル獲得に向け、福原が早大中退を決断した。福原の関係者は「授業への出席を重視する大学学部の制度と、五輪を見据えて一年中世界を飛び回る福原のスケジュールはマッチしなかった」と説明した。
福原は07年4月、国際大会での活躍が見込める選手が入学できる「トップアスリート入学制度」により、早大スポーツ科学部に入学。入学当初は年間約20大会の国際試合の合間を縫って、大学への通学やリポート作成に励んでいた。だが、五輪出場権にも反映される世界ランキングを上げるためには、1年を通して世界各地で行われるプロツアーへの参戦が必要不可欠。08年以降は北京五輪や昨年の横浜世界選手権などへ出場するため授業出席が困難となり、単位が思うように取得できなかった。
大学側からは通信教育制度のある人間科学部への転部もすすめられたが、これまで取得した単位がすべてなくなるため断念。関係者が「将来的に北京大学への入学も視野に入れている」と言うように、福原自身は学業にも未練を残しているが、まずは五輪でのメダル獲得へ向け卓球に専念する道を選んだ。
五輪へ向けたプロセスの1つが、05年から2年間参戦した中国スーパーリーグへの再挑戦だ。現在、中国以外の選手も含む世界ランク上位のほとんどの選手が同リーグに在籍。最新世界ランク21位の福原にも昨年末から3チームからオファーが届き、その中からランク1位の劉詩文(中国)らが在籍し、06年にも所属した強豪「広東省チーム」を選択した。5日にもチームの練習に合流し、今月末に入団会見が行われる見通し。選手生命を懸けて戦うロンドン五輪へ、福原の道筋が固まった。


(写真:早大を中退する福原愛

…両立に苦しんだんでしょうね。
その気持ち、痛いほどよく分かります。


学問は、本人のやる気さえあれば、またいつでも再開することができるものですから。
ここは本業に専念するという選択肢は大いにありだと思うのです。


それにしても。
「授業への出席を重視する大学学部の制度」ですか。
それが本来あるがべき姿とはいえ…自分らが大学生だった頃とは随分と厳しく様変わりしたものですね。


「大学側からは通信教育制度のある人間科学部への転部もすすめられたが、これまで取得した単位がすべてなくなるため断念」というのも、なんか釈然としない制度ですね。
普通の感覚から言うと、一定の上限はあるにしても、ある程度までは単位の振替が認められてしかるべきケースだと思うんですけどね。


気の毒ですが。
今後の本業での活躍に期待です。
↓イメージ映像。


★★そして、また大学に復帰する日も。人気blogランキング★★