長い夢

斜行・降着と。
後味の悪いレースになってしまいました。


「カネトシソレイユ、トウカイトリックメイショウベルーガエアシェイディ、メインストリームの走行を妨害」ですか。
後ろから行ったウマは軒並み被害を受けて全滅ですね。
これじゃレースにならないですよね。


江田照夫騎手。
自分の中では、関東所属の騎手では三浦皇成松岡正海吉田豊と並んで“ラフな騎乗”が多い騎手というイメージがあったのですが…あそこで強引に外に進路を求めるのはいかにもアブナイですよ。せっかくの伝統と歴史ある天皇賞だったのに…反省してもらいたいものです。
ただ…最初に自分が見たイメージでは「エアジパング騎乗の岩田康誠が審議の対象なのかな…」と思ったのもまた事実なわけでして、もしかしたら自分ら外野が見ただけでは分からない何かがそこに存在していたのかもしれませんが。いずれにしても、せっかくの勝負にケチがついてしまったような印象になってしまったのはかえすがえすも残念でした。


それでも。
1・2着のウマは見事だったと思います。
勝ったジャガーメイル、やはり力をつけていたのでしょうね。ここんとこ重賞競走でも安定した成績残し続けていましたが、勝因はやはり「クレイグ=ウィリアムズ騎手」だったのかもしれません。このテの乗り替わりによる“化学変化”、近いところでは昨年のジャパンカップにおけるウオッカもそうでしたが、注意が必要だということを改めて思い知らされました。実力伯仲なら最後はこういう「+α」が存外モノを言うのかもしれませんね。
一方のマイネルキッツ、敗れたとはいえ、前年の覇者の名に恥じない立派なものだったと思います。考えて前、前の競馬を進めた松岡正海も天晴れだったと思います。結果勝ち馬に屈しましたが、さすがGI馬だったといえるでしょう。
驚いたのは、3着に突っ込んできた16番人気メイショウドンタクです。2,400mの準オープンで勝ち鞍あったり*1、3,000mのオープン特別・万葉ステークスで3着あったり、長距離向きのタイプではあったのですが、ここ3走は7着、11着、11着でしたし、追いきりもイマイチでしたし、「到底買えんだろ」とハナから消していたのですが…人気薄の幸四郎は本当にコワいですね。
◎のテイエムアンコールは11着。不利を受けた様子はなかったみたいなのですが、最後は一杯になってズブズブ下がってしまいました。「2周目の3〜4コーナーで行きたがって脚がもたなかった」と浜中騎手はコメントしていましたが、もしかしたら3,200mは長かったのかもしれませんね。不可解な負け方でした。


(仮想の)馬券勝負ですが。
…欲の皮を突っ張らかすと、ホント、ロクなことがないですね。
おとなしく馬連で買ってればよかったんですよ。12−16、2,320円もついてくれたんですから。勝てたか否かは微妙なところですが、今回のような惨敗だけはなかったことと思いますし。
ここのところのいい流れを自ら堰き止めてしまうような形になったのは猛反省です。NHKマイルカップでは謙虚に「連敗ストップ」を目指します。


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*1:2009年11月14日、京都競馬場第10競走・比叡ステークス。