雲の向こうに歩いてゆこう 雨の後には虹が架かる

桜花賞の1着〜9着馬が、全て駒を進めてきました。
さらに、トライアルで権利を獲得した新興勢力がこれに絡んでいきます。
重馬場になるのは2年ぶり、どの馬も未知の領域を突き進んでいく、オークスの予想です。

◎14.シンメイフジ
○6.オウケンサクラ
▲13.アニメイトバイオ
☆3.アプリコットフィズ
△4.ショウリュウムーン
△18.サンテミリオン
△1.コスモネモシン
△9.モーニングフェイス

…2,400mの経験あるのはモーニングフェイスただ1頭。ほとんどのウマにとっては“ヴァージンロード”になります。それだけに「距離適性」がシヴィアに問われるレースになると思います。ましてや重馬場。予想はますます難解です。
1番人気になっている17.アパパネ、確かに状態面だけ見れば最高の出来です。18頭中随一といっていいかもしれません。しかし…自分はあえて無印としました。桜花賞を思い返してみてください。前半やや行きたがっていたこのウマ、2,400mへの距離延長は大いに不安だと思うのです。ましてや、母のソルティビッドが上げた3勝はいずれも1,200mだったという血統背景を鑑みるとなお…です。
マイラータイプの桜花賞馬が人気になって沈んでいく例は枚挙に暇がありません。1992年ニシノフラワー(7着)、1997年キョウエイマーチ(11着)…など。両馬とも、その後マイル戦線に進んで牡馬に伍して戦っていったウマでしたが、敗因は「距離の壁」としか言いようがないと思います。そして…アパパネにはその匂いがプンプンしてならないのです。ここはあえて消します。それでもアパパネがスカッと「2冠達成」を成し遂げたとしたら…素直に栄誉を讃えたいと思います。
勝負の◎はシンメイフジに打ちました。桜花賞の後、自分は「着差ほどに負けてはいないと思います。今回の敗戦でさらに人気が落ちるようなら、状態次第ではオークスではおいしい存在になると思います。直線長い府中で新潟2歳ステークス(JpnIII)の再現見せるかもしれませんし」と書きました。それを信じての抜擢です。馬場が悪くなって自慢の末脚が封じられかねないのは不安材料ですが、ここは信じていきたいと思います。
オウケンサクラ、何よりも、桜花賞2着でオークスの権利を取れて、ゆったりとした臨戦態勢で臨めたのはプラスだと思います。前走まではいかにも使い詰めでしたし。距離延長も道悪も苦にするタイプではなく、上位争いが期待できます。
アニメイトバイオ、これも前走8着で人気を落としているクチですが、前走の敗因は馬体減とハッキリしていますし、不安はないでしょう。新パートナーにごっちゃんを迎えての“化学変化”に期待します。アプリコットフィズ、東京コースはいいはずです。ジャングルポケット×サンデーサイレンスの血統面からも東京2,400mは期待できるでしょう。
ショウリュウムーン、当初は▲打つつもりでしたが、馬体減が気がかりですね。ちょつとだけ評価を下げたいと思います。ただ、距離的には向きそうなので軽視は禁物です。トライアルの脚が素晴らしかったサンテミリオン、馬体回復して好気配のコスモネモシン、いかにもこの距離向きのモーニングフェイスまで押さえます。あと1頭、泣く泣く切ったのは…堅実なタイプで捨てがたかった15.エーシンリターンズ。このウマだけはコワいです。
(仮想の)馬券勝負ですが、今回初心に戻ってワイドでいきます。3.6.13.14.のワイド4頭ボックスを1,000円ずつ、さらに1.3.4.6.9.13.14.18.のワイド8頭ボックスを500円ずつ、計20,000円で。


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