ふたり
TVで見ている限りは若干アパパネのほうが分が悪いようにも見えたのですが…。
第71回オークスは、1984年にグレード制が導入されて以降初めてのGI(含むJpnI)同着…という決着になりました*1。
勝利ジョッキーインタヴューの最後でノリとエビショーが抱擁して喜び分かち合っていたのが個人的にはツボにハマりました。
終わってみれば「桜花賞馬vsトライアル勝ち馬」という順当な結果になった感がありますが。
個人的には、やはり道悪による重巧拙が明暗を分けた印象です。
ギンザボナンザやショウリュウムーンは、道悪によって自慢の末脚が封じられて完敗してしまったように見ました。パンパンの良馬場だったらもう少し彼女たちの末脚も輝いたのではないでしょうか。
そんななかで、距離不安を吹き飛ばして、昨年のブエナビスタに続く史上12頭目の2冠牝馬に輝いたアパパネ、まずは天晴でした。個人的には「稍重の馬場で展開がスローになり、後続馬が脚を披露できなかった」ことに助けられた感がなきにしもです。今でもこのウマのベストがいいとこマイル〜2,000m程度までだ自分は思っているのですが、それでも、このウマが第71回オークスの勝ち馬(の1頭)になったという事実は厳然と揺るぎません。状態面だけで見たら完璧でしたしね。並んでしぶといサンテミリオンと並ばないように離れて追った鞍上蛯名正義の小さなファインプレーも称賛されてしかるべきでしょう。
そのアパパネと栄光を分け合ったサンテミリオン、アパパネがかわして決まりかと思いきや、最後までいい脚を使いましたね。やはりしぶとさは一級品です。フローラステークスの勝ち馬がオークスを制したのは、1987年マックスビューティ以来だったかと思います*2。トライアルでの勝ち方は出色でしたが、伊達ではなかったということなのでしょうね。
3着のアグネスワルツ、これまた先行するとしぶといウマだと承知はしていましたが、2,400mは長いと判断して消していました。浅はかでした。骨折明け2戦目でGI3着、よく頑張っていると思います。
◎シンメイフジ、岩田康誠は1コーナーで下げて後ろからの位置取りになってしまったことを悔いているようですが、結果論であって、一概に騎手だけは責められないところかと思います。このウマもまた、良馬場だったらもう少し結果は違ったのかもしれません。馬場悪いのに◎にしてしまった自分の判断ミスです。
(仮想の)馬券勝負ですが…仕方ありませんね、アパパネ無印でしたし。こういうことも想定したうえでの予想でした。ただ…これで6連敗ですか。いい加減止めないと。今週末は日本ダービー、気持ちよく仕留めたいものです。
★★数値目標…もうボロボロ。人気blogランキング★★