振り返りましょう。

昨日の試合の話です。
今日ばかりは、けっこう真面目に語り続けます。


12残塁
死屍累々と積み重なる残塁の山。
どうにもこうにも噛み合っていませんでした。


ロッテ先発のマーフィー投手は、序盤から飲酒運転のドライヴァーの如くコントロールに苦しんでいて、もっと簡単に突き崩せそうだったのに。
よかったのは1回裏のみ。
拙攻の連続で「スミ1」ならぬ「スミ2」で終わってしまって、結果として彼をアシストする形になってしまいました。


「…こういう攻め方ばかりしていると、流れが向こうに傾いちゃうぞ」と思っていたら。
案の定でした。


それなりにチャンスも多く。
前回観戦時と比べて1塁側スタンドが盛り上がる場面は圧倒的に多かったのですが。
いかんせんホームが遠過ぎました。


ここでポイントとしたい場面が2つあります。
1つは、5回表のロッテ先頭打者・的場直樹選手のライト前ヒットです。


あれはファーストの中田が捕りに行かなきゃダメ。打球が飛ぶや否や打球とは反対方向の1塁ベース方面に駆け出す中田を見たときには眩暈がしました。あまりに緩慢な守備だったと言わざるをえません。賢介が捕ってくれるとでも思ったのかな…。
結果、井口資仁選手の同点打までつながってしまったのですから…高くついてしまったと思います、中田の守備。
中田には将来のファイターズを背負って立ってもらわなくてはいけないのですから、打つ方だけでなく守備もチームが期待する水準まで達してもらわなくてはならないと思うのです。まして…負けに直結する「目に見えない形でのエラー」は絶対NGです。求めるものが大きいがゆえに、あえて厳しく指摘しておきたいと思います。


もう1つ。
8回裏、1死後、中田がデッドボールで出塁し、紺田が代走に送られた場面の直後を挙げたいと思います。


あえて2アウトになるのを承知でバントで紺田を2塁に送ったのなら、裕志には代打を出すべきだったと思います。
(「ショートの代わりがいなかった」と言われるかもしれませんが…「昨年までショートを守っていた陽を代打→そのままショート」でもよかったはずです)
また、そのまま裕志でいくのなら、その前の打席、鶴岡にはバントをさせず、紺田の脚を絡めて盗塁企図などでチャンスを拡げていくべきだったのではないでしょうか。
梨田采配、この場面においては何もかも中途半端だったと思うのです。要は「1点欲しい!」というだけのことですから、1点取るには何が最善かを考えると、もっと手の打ちようがあったように思えてなりません。結果論で言うのではなく。


勝てる可能性のある試合でした。
それだけに、前回観戦時以上に敗戦がこたえました。
最後の場面も、小谷野と糸井、どちらか片方がヒット打ってくれればよかったのですが…まあそれを責めるのは酷ですかね。


収穫もありました。
昨年よかった頃の菊地が戻ってきてくれたことです。
菊地のいいところは、打者に向かっていく気の強さだと思います。昨日の闘志あふれる投球を見て安心しました。そうでなくても、現在宮西と建山の両セットアッパーには過重な負担がかかっている状態ですから。


昨日のような試合を確実に取っていかないと。
優勝はおろか、クライマックス圏内も届かなくなってしまうと思います。
今日は昨日とは一転、打線もつながり、中継ぎ陣の奮闘もあり、接戦をものにしましたが(でも糸数には「喝」を出したい)、まだまだ安心はなりません。
いつ白旗を掲げるハメになるか…けっこう崖っぷちギリギリの状態だと思います、今のファイターズ。


…とまあ、重い話はこれでおしまい。
明日はフォトギャラリーとこぼれ話を紹介したいと思います。


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