深い…

娘が生まれた年から。
ほぼ日刊イトイ新聞」が出している「ほぼ日手帳」という1日1ページのダイアリーに育児記録を残しています。


その手帳。
欄外に「日々の言葉」というちょっとした格言的なものが掲載されているのですが。
その12月1日の項に、こんな言葉が。

古墳の魅力は、「わからない」ということかもしれません。
有名な古墳であっても、すべてが調査されて解明されてはいないので。
だから、私みたいな素人でも
いろいろ想像を膨らませることが許されていると思うんです。
―――スソアキコさんが『スソさんのひとり古墳部。』の中で。

…なかなかに含蓄深い言葉です。
日本史マニアにして古墳マニアたる自分は、ふむふむと頷いてしまいましたよ。


解明されていない古墳は。
主に「宮内庁天皇陵や陵墓参考地として管理しているもの」に多いのかもしれません。
例えば、高松塚古墳とか牽牛子塚古墳とかはガッツリ発掘調査されていますし。


考古学的なアプローチを少しずつ繰り返していくと。
古墳も、少しずつヴェールを解いていかれるのかもしれません。
発掘こそされていませんが、大山古墳(仁徳天皇陵)と石津丘古墳(履中天皇陵)は建造年代が治定と逆転している…なんていうのはもはや公然の事実ですし。


どうでもいいのですが。
スソアキコさんのお名前を「スキアソコ」と見間違えてしまいました。
今から5分間のペナルティボックス入りを自分自身に科したいと思います。


★★こういうの読むと、また現地調査に行きたくなる。行ったばかりなのに…。人気blogランキング★★